さる9月9日14:00よりいつもの大阪写真会館にて『好きやねん大阪カメラ倶楽部』の第44回例会が開催されました。
照生さんより一足先に会員持参カメラなどのご紹介がありましたが、改めまして例会報告を致します。
今回、司会はMT派さん、会報担当は私yasuが務めさせていただきます。
本日トップバッターは私 yasu
今日のお題は『レンジファインダーカメラ』
今回持参は最初にして最高のレンジファインダーカメラと言われるライカM3
当会に参加間もない年の暮れ、会のメンバーからレンジファインダーが使い物にならない汚いM3あるけど『いる?』とお声がけいただき、翌年1月の例会で格安でお分け頂きました。
しかし、確かにレンジファインダーを見てもピントが分離せずピントが合わせられない。やはりプリズム不良・・
こんな時は、困ったときの鈴木カメラさんに相談するに限る。無理言って、託すこと1ヶ月
たまたま生きているプリズムがあったからと、シャッターの点検も含め修理完了!!
ズミクロン50㎜に眼鏡付きズマロン35㎜F3.5を装着してはずいぶん写真を撮りました。海外にもよく連れだして『旅ライカ』としゃれこんだり・・
今日はオリンパスワイドから取り出した、35㎜F3.5 D-ZuikoレンズをMマウントに改造して装着
合わせる35㎜ファインダーは、国力充分の分厚い鉄のカーテンがまだあったころのmade in U.S.S.R製で、その見えは素通しのように明るく見える。いやいや、ちゃんとレンズが入って35mmサイズで見えてます、念のため。
お次はSH-Kさん
一昨年に当会の交換会?で目についたフランス製のエルジの沈胴式ミニカメラ
なんとケースがガマ口になっており、これは面白いと購入
あきませんなぁ 一目ぼれの衝動買いで持ち帰り、色々よく見てみれば『なんと!ファインダーの前ガラスが無い!!』
そんなこんなでここ2年間は棚ざらし状態!!
中古品の買い物は十分気を付けましょうという話・・
いやいや、SH-Kさん
素敵です。中古品は、ひと目 出会ったその時に、恋の花咲くときもある。
ガマ口ケース面白いじゃありませんか。 フランスのミニカメラっていうのはなかなか手に入りません。
懲りずに、いやこれからもじゃんじゃん素敵な出会いを楽しみましょう。
今日は名古屋から来る際にちょっと道に迷ってしまったRose-Thornさん。
いつものルートを少し外れたばっかりに、はたまた道を尋ねた相手も悪くて教えてくれた道を行けども行けどもいつもの道に出くわさない。
そんなこんなで今日は来るのがちょっとばかし遅くなりましたね。
でもお元気なお顔を拝見できて大変うれしゅうございます。
本日持参カメラはRoll Tip 6×9 φ=0.3㎜の針穴写真機に改造
それで撮ったモノクロ写真を市販のソフトでカラー化したものを持参
これで結構見れるカラー写真になる! すみません、肝心のカラー化した写真を撮ってませんでした(涙
お次は照生さん
持参カメラは10年ほど前に子供にもらったSONY NEX-3α Eマウントです。
それより、直近に現像したカラーネガを持参
簡易式2浴現像のワンショットタンク現像でも十分です。
絵が出るか?被りがあるか?諸々の保証なしで良ければ現像を承ります!
なんと、心強いお言葉か!!
昨今のフイルム価格高騰で皆さんの自宅で重しと化したフイルムカメラを活用し、そのフイルム現像を請け負っていただけるとは・・
こちとら、自宅現像を試みるも家人には『酢酸で臭い!他所でやって!』と毛嫌いされると言うのに・・
その節は、何卒よろしくお願い申し上げます!
って、照生さんの写真がありません、何たる失敗!本当に申し訳ございません。
H本さん
今日ご持参のカメラはおよそ10年ほど前に富士フイルムから発売されていたデジタルステレオカメラ!!
さすが、ステレオカメラ・ステレオ写真と言えばH本さん!!
正式名称は、FinePix Real3D W3型です。
ビューワー用にタブレットとビューワーソフトもついて約10万円位したとの事です。
撮影する手の写り込み防止のためのステーもついてカッコイイ!!
さらに驚くなかれ、このデジタルステレオカメラは最新式なのだ!! 悲しいかな、後継機が出てこないだけですが・・
やはりこの人無くしてカメラは語れない、K林さん
今日も持ってきましたよ、レアカメラ!
1931年 おフランス製のルミエール エラックス ベルチオフロール3.5/50㎜付
何が珍しいかと問われれば、このカメラはカメラコレクターでカメラ研究家の粟野さんが発行していたCCN(カメラコレクターズニュース)1985年7月号の表紙をかざったルミエールそのものなのです。
粟野さんの手を離れ、巡りめぐって 今、K林さんの手の中に・・
金属膜というより薄い鉄板2枚をリボンで引っ張るフォーカルプレーンシャッターで1/1000の高速シャッター付きって大丈夫か?
当然鉄板は巻き取れず横走りするだけなので撮れるのはベスト半裁判。でもいいなぁっと思わせるたたずまい。(上段写真の右端です)
他にはコンタックス2型にキエフコンタックス、あと塗りブラックコンタックス2型等
珍しい元箱付きでキエフの保証書付きは製造番号も一致。
それでも裏蓋は本家コンタックスの物がそのまま使われているのを見ると、これは終戦直後の工場接収の際の部品使用と思われる。
当時の混迷を肌で感じます。
お次は写真も上手いN波さん
持ってきたのは、ニコンレンジファインダーのS4なじみのカメラ店から手に入れたのはいいけれど、本当はS3が欲しかった。
仕方がないと思っていたけど、今ではS3よりも圧倒的に製造台数が少なくレアな本機(S4)に対して大変愛着を感じている。
そういえば、最近大阪の中崎町辺りに写真を撮りに行ってきた。
傑作が取れているはずなんだがなぁ・・現像するまでが楽しみです。
それでは大トリは今回司会のMT派さん
ご自分で作成されたテキストを頂きましたので今回そのまま転載します。
機材:Voigtlander Ultron 50mm f2
ContaxIIa No serial number
Voigtlander Prominent Ultron 50mm f2は以前から気になっているレンズですが、つい入手してしまいました。この素晴らしいウルトロンもいいですが、実はセットしているアダプターがどうしても欲しくて手に入れたくて買ったのです。
これはProminent内爪用レンズをContax レンジファインダーに装着するように造られた珍しいアダプターです。 このアダプターの製造者は、推測ですが多分フォクトレンダーでしょうか。Voigtlander と刻印されたものもありますが、この個体には情報の記載は一切なく、恐らく前期ものではないかと思われます。
因みにProminentは1951年の発売ですし、Contax IIa は1950年の発売ですので、もしかしてこのアダプターもIIaを意識して造られたものではないかと思われます。
しかしこのウルトロンをContaxに装着しても、例の超カッコいいフォクトレンダーのレンズフードは、残念ながら、使えないです。と言うのはContaxRF のヘリコイドは直進構造ではないからですね。
また、このContax IIa はシリアル番号がありません、多分記念すべきあるイベントにて、カメラ関連の功労者への贈り物ではないかと思われます。
さすがに造詣が深い、惜しむらくはカッコいいレンズフードが使えないこと、本当に残念です!んっフードの径が微妙に違う話ははしょりましたね(笑
今回皆さんのカメラを語る 楽しそうな、久しぶりでちょっとはにかんだお顔が印象的でした。
再来月こそは、今回不参加だった皆さんも そのお元気なお顔を見せてください。
楽しみに待っています。