人気ブログランキング |

 コロナウィルスの有効打が出てこない中、会の活動集会も自粛せざるを得ませんでした。

ここへ来て緊急事態宣言発動も大阪モデルの自粛解除レベルまで下がったこともあり、久しぶりに開催することにいたしました。

まぁ、それほど密になることもありませんし、大声で騒ぐこともまずありませんし、ソーシャルディスタンスを図りながら集うことになりました。

テーマはスライドさせず予定通り“カメラ付属品あれこれ”ですが、自粛期間中のテーマの持ち込みも良しとしています。


ミモヤン グレビッチ 

 用品がテーマと言うので、梅田のナニワさんで前からジャンク箱に転がっていたGITZOの雲台を回収して発表しようと出かけたたのですが誰かに貰われていったようです。先月はあったんですけどね。

 自粛自粛で仕事帰りに寄れるところもなくアッキーが我慢できないと自粛が明けても、営業時間が短縮で寄れるところも増えません。

そのストレスもありふらっと寄った先でミノルタ アルファスウィートⅡにタムロンの高倍率ズーム28-200ミリの最短距離が短くなって使い勝手が良くなったバージョンの付いたジャンクを動きそうだと衝動買い。とりあえずフィルム詰めています。

 例会前に5階のセレクトさんでコムラ―の200ミリF4.5ペトリ用を購入しました。

実はこのレンズM42マウントレンズでペトリーM42アダプターが付いているものでした。付属品の発表にちょうど良い。

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_00563536.jpg
第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01310362.jpg

MT派氏

 持参:ソニーα7R II

Carl Zeiss Jena Tessar 5cm f3.5 (1913)

Vest Pocket Kodak 72mm f9→f6.3 (1914)

Hahn-Goerz Roll Tengor Frontar 11cmf9→f7.3 (1926)

Zeiss Ikonette 504/12 Frontar 8cmf9→f6.3 (1929)

Zeiss Ikon Baby Box Goerz Frontar 5cmf11→5.6 Ver.1(1930) & Ver.2 (1931)

大変な時代に遭遇してしまって、皆さんは如何お過ごしでしょうか?引き続き手洗いや消毒&マスク着用を徹底したいです。

 さて、物が売れない時代の最中、ebayからも珍しいレンズを獲得チャンスになっています。Tessarを入手しました!これ、シリアルナンバーから1913年製のレンズで、出品者の説明では、マウント不明のレンズなので、購入者の入札は慎重にして下さい、と言うような説明が書かれておりましたが、古い物に目がないわたくしは、見事に落札しました!

 確かに不明なマウントですが、沈胴式なので一眼レフではない、そしてヘリコイドがありますが距離計連動用カムはありません。しかしフランジバックは約29.3mmなので、Leica LMの真ん中になり、しかもバヨネット式ですので、、、分かりません!

でもとりあえずLMリング介して距離計連動しないMマウントにしました!

 そして、以前から気になるメニスカスレンズをいくつかを入手しました。今月のテーマはソフトレンズ&絞り改造です。

 試写して見た感想は、恐らくですが、VPKHahn-Goerzのレンズ構成は12枚、BabyBoxIkonetteのレンズは11枚で、画質の差は大きかったのです。

中華製の絞りユニットと組み合わせ撮影しました。 いずれのレンズは、被写体次第ではありますが、とても美しく、絵になるような、よい感じの写真でした。 以上、よろしくお願いします。

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_00595388.jpg
第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01015170.jpg

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01132793.jpg
Orion-152.8cm f6→f3.5
第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01052916.jpg

Zeiss IkonBabyBox Goerz Frontar 50mm f11→f5.6
第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01055925.jpg

Hahn-GoerzFrontar 11cm f9→f7.3


yasu氏 

コロナ自粛中、断捨離にいそしみました、その結果これらカメラ、用品を持ってきましたので、良かったら貰ってください。

 公私とも出かけることもできずヤフオクを眺めているとパンケーキタイプの50ミリ井F1.8を見つけ、入札して見ると落札出来ました。

 安く落ちて喜んでいましたが少し様子がおかしい、ピントリングが無限まで回らない。

距離環のねじが壊れていて調節できない。

さて、どう修理しましょうか?

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01304597.jpg

秀じぃ氏

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01384253.jpg

セルフタイマー たくさん集めた中で持ってきました。

ミノリ製 ペンタイプ

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01443610.jpg


ライカ製 セルフタイマー

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01451217.jpg

コダック ポンプ式タイマー
第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01453719.jpg
チェリー セルフタイマー
第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01455180.jpg


オモカメ王国国王3ちゃん

何のカメラに組み合わせて使っていたのか?発光器

ソ連、ルビテル、セミ版用ファインダー枠、マスクが付属していました。

久しぶりにロシアンハッセル、キエフ882セット入荷しました。シャッターが壊れればおしまい、修理屋もまたいで通るというカメラですが珍しくシャッターが完動品。

大きなレンズもセットされています。

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01530317.jpg
第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_01531667.jpg

ゾルキーのステレオ撮影装置

バルナックタイプの底蓋に取り付け沈胴タイプのレンズでステレオ撮影ができる。

エルマーでもヘキサーでもステレオ撮影に使える。

ボディの底に取り付けるタイプは見たことがありませんでした。


K林氏

セットケース付きローライ16S テッサ―2.8/25 望遠ムター付き

セットケースだけ先に入手していたものです。。。

チノン ベラミ 専用ストロボ付き チノネックス2.8/35 スウェードグレーレザーの貼革

見た目はまるで合成皮革の剥がれた後の様だが、この色合い手触りの質感がオリジナルの物。

キャノン デミC セットケース付き 2.8/28 2.8/502本付き

ブッシュネル オートマチック 2.8/28 日本製のエキザクタマウント

シリアルナンバーがTAMで始まるのでてっきりタムロンOEM商品化と思いきや、固定と思っていたマウント部分がねじ込み式の交換マウント。タムロンのバヨネットマウント交換式とは異なるので、さて、どちら産?

アンスコ オートマチックフレックス アンスコ アナスティグマート 3.5/83

堂々の見た目、前から欲しかったもの、しっかりがっつり大きいボディです。

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_04402275.jpg
第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_04405632.jpg

SH-K

どれくらい月日が経つかわからないが。

ここ数年、やすみの日などカメラを手にしてののんびり歩き時、興味あるものが目につけばついカシャッとやるのが習性となっている。とくに近隣の散歩で花、小鳥などが目に入ると素通りしづらく、つい立ち止まってカシャリ。そんなときの野鳥用にと二月ほどまえ入手しておいたテレコンバーターだが、本日持参のオリンパスSP590Zにつけると望遠1050mmになることは満足、けれどか,やはりというか手持ちではブレがつらい。キングオブテレコンと称されたほどのオリンパス Tcon1.7(写真)であるが今や置き物同様。しかしこのSP590Zには野鳥モードがある。SPシリーズでのファインダー付きはこの型番までなのだ。ということだったので、ややあせりながらも手に入れたが、液晶の色が少しおかしいが液晶は設定で使うくらいなので出品者にはおかまいなし。データでは普通に写っていることだし、1200万画素、広角26mm676mmが魅力ではある。ときどきは連れてってほしそうに気を惹くのでしばらくは愛用することに。それになんとか工夫してT-1.7でも何枚かはものにしたい。

一方、マグネシウムに惹かれてヤフオク落札のC5050z。当時の定価12.8k、オリンパスのコンデジ高級機だったとは過去ログの記事。ヤフオクでも程良し品を見ることはまれだったが、5月にやっと手に入れた。このシリーズのセールスポイントとは開放F1.8というレンズの明るさとのこと。同シリーズの3030は欧州でヨーロピアンデジタルカメライヤー2000-2001を受賞したとかで、人気のバリエーションとして何種類もの製品が出されておりオリンパスの第一期黄金期と呼ぶ人もいる。そんなことから他社でも似たようなデザインで販売されていたのは衆知のとおり。この頃オリンパスはC4040に続くC5050ではプラボディからマグネシウムボディへとグレードをあげ、おおぜいのカメラ好きに受けいられていたのだな、と思うとき、オリンパスカメラ事業がファンドに身売りとかのニュースを知る。オリンパスファンにはさみしいばかりです。(頑張って!オリちゃん。フレーフレー!)

で、価格のせいもあってかレビューなど見ると4040のほうで良しとする意見が多かったが、自分の4040は試写後飾りになってて、気持ちはマグネシウムマグネシウム一方、そんなおり価格もほど良しを見つけたので落札ということに。ひと昔以前のカメラではあるがジュラルミン以来のマグネシウムという言葉に興味があって、ぜひ手にしたみたい1台だった。500万画素、CCDセンサー、そして素材、よしよしといったところか。いざ手にしてみると黒く塗装されているので、どこに金属感? エッ!、これがマグネシウムって? という感じ。どこか一カ所くらいそれらしい部分をアクセントとしてでも残してほしかったなぁ。とつぜん別ものながら写真でみたデュポンのライターはパラジウムが使われているそうで、傷がつかないらしくて、コーティングは?と問いたいけれど、金属らしい輝きと美しさはすばらしく思えた。ま、きれいなものにはホント、気が惹かれるのは誰しも同じでしょね。

このCamediaC5050Z、届いてから数回は問題なく使えていたが、本日持参にあたって電池をいれても反応なし。電池室の接触面を布で擦ったりするもだめ。アレレのまま例会へ。出席のKさん曰く「ここ腐食しているよ」との一言、ルーペで見るとそれらしく見えている。ーーー小さなナイフでガリガリ、ティッシュでふきふき、で、電池装填。 ジーー。おっ!いけるやんか。やっぱり同好のシや。うれしいねこの集まりは。一人ではこうはいかないな。ではでは、というわけで机に置きチルト液晶上げてカシャリ。さあ、ドリンクの向こうのおさんかた、マスクが語るコロナエイジが写せていましょうか。帰路の駅ホームでも1ショット、そしてなつかしのオリンパスパンフより、マグネシウムページもご覧あれ!

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_04424904.jpg
第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_04441295.jpg
第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_04443624.jpg

薀蓄はなし

カメラを集めていると、その気でなくとも集まってくるおまけがファインダー

1900年第頃のブリリアントタイプのビューファインダーを数種。

ご存知見えは天下一品ライツ50ミリファインダー

イギリス製コンタックス用変形ファインダー

その他、国産数種。

ああ何とも、今となってはうらやましい話、いざ欲しいと探してもおいそれとは出てきませんのにねぇ。

第26回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告 今月のテーマ カメラ付属品あれこれ_d0138130_04453129.jpg








ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その2 / by Rose-Thorn 

◆シャッター速度の調整 & カメラの軍艦と底蓋外し

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その2 / by Rose-Thorn_d0138130_15043933.jpg

写真15:↑シャッターの速度調整 (ドレイカイルは外した状態で行う)


ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その2 / by Rose-Thorn_d0138130_15064184.jpg

写真16:↑スローガバナー調整用の自作ドライバー(精密ヤットコより使い易い)


1秒    :スローガバナー左右のビスを少し緩め、左端ビスを軸にガバナーを

回転させて調整する。

1/10秒  :デイトピン(写真6)を内、外に傾け調整する。内側(-)、外側(+)

デイトピンの折り曲げ工具は皮革用の穴開けポンチφ1mm

の刃先をつぶし流用します。

1/100秒 :スピードセレクターリングの長円形切込み部の出し入れで

凹凸の調整をする。僅かの凹凸変化で速度が微妙に変ります。

上記3速を調整することにより、その他の速度は自動調整されます。

シャッター速度の計測は、カシオの高速度カメラで撮影して画像をPCに取り込み、

動画用ソフト「動画から写真」を使って分析します。

詳しくは “デジカメの動画撮影でシャッター速度を測定”を参照して下さい。


ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その2 / by Rose-Thorn_d0138130_00320195.jpg

写真17:↑スピードセレクターリング 1/100秒は長円形のこの部分 (10/3再アップ ) 訂正した写真です


このカメラは、通常フィルムを入れないとレリーズが出来ません。

巻上と連動してレリーズは可能になりますがセルフコッキングの機能は在りません。

速度調整する為にはスプロケットを手動で1駒分動かしてからチャージをします。

1秒の調整をするだけでも1520回程度はレリーズの必要があり大変です。

1/10秒、1/100秒のテストもありますので、「3速」全てのテストで満足な

結果を得るには2日~3日掛かります。他のレンズシャッター機と違って、

繰返しの調整と試験に手間暇がかかるのでコンテッサには泣かされます。

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その2 / by Rose-Thorn_d0138130_15130199.jpg
写真18:↑ドレイカイルの装着―シャッターブロックを形成

速度調整の終了後、シャッター本体はレンズボードより一度取外して

ドレイカイルを組込んでから、再度レンズボードに取付けます。

備考

ブリッジを分解しブレードリングを取外して清掃すると、高速の1/2501/500

の精度が向上します。特に1/500の精度は±10%程度まで向上する。

OHの効果

ブレードリングまでOHを実施したものと未実施のものを1/500秒で比較 

の平均値です 

ブリッジ、ブレードリングのOH済み :1/4501/500

ブリッジ、ブレードリング未清掃   :1/3501/400程度

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その2 / by Rose-Thorn_d0138130_15180188.jpg

写真19:本体レンズボードにシャターブロックを装着

以下は略(前編を参照して下さい)


◆カメラの軍艦と底蓋:ファインダーのクリーニングと巻上部の点検

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その2 / by Rose-Thorn_d0138130_15215861.jpg

写真20:↑コンテッサの軍艦部


軍艦カバーの取外し

1.露出計とフィルムインジケーターの中心にあるビスを外す。

※フィルムインジケーターのビスにはスプリングワッシャー

の役目をした1巻きのコイルバネが在り、紛失注意。

2.アクセサリーシューのビス3本とその前面のビスを外す。

3.時計用ヤットコで露出計側背面の偏心調整ボルトを外します。

4.軍艦のカバープレートが取外せます。


ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その2 / by Rose-Thorn_d0138130_15253492.jpg

写真21:↑コンテッサーファインダーブロックの清掃

5.ファインダーのメッキフレームを外します、ビス1本。

ファインダーの窓ガラスが外れます。⇒両面クリーニング。

割れている場合は1.5mm光学ガラスより切り出し交換します。

(ガラスはマミヤ6×7等のビューファインダーから切り出す)

6.アイレット固定のビスと2枚の黒いカバープレートのビスを外します。

7.プリズムの固定金具2個を外します。ビス3本。

 プリズムは接着されていますが、軽く押すと外れます。

 ファインダーレンズとプリズムのクリーニングが可能です。

8.セレン露出計は7割以上が不動です、生きていても精度は?です。

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その2 / by Rose-Thorn_d0138130_15345906.jpg

写真22:↑巻き戻しボタンの外し方⇒固くて緩まない場合はカニ目孔を彫る

底蓋の開け方 (コツを知らないと開きません)

底蓋は4本ビスを取り、巻上ノブと巻き戻しノブを外して取外します。

巻き戻しノブはビスを緩めれば外せます。

巻上ノブの中心部に巻き戻しボタンがありますが、「-」のスリ割は有りません。

巻き戻しボタンは表面を溶剤で拭き、両面テープのノリ面を5mm幅×5枚ほど

重ね、ボタンに貼り付けて押しながら反時計回りに回します。

それでも固くて外れ無い場合は、ハンドドリルにφ1mmの錐を付け、巻き戻し

ボタンに2か所孔を彫りヤットコで回して外します。

続いて、時計方向に(逆ネジ)ノブを回して取外します。

巻上テストをしてカウンターの動きや巻上機構の軽重等をチェックして対処する。

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その2 / by Rose-Thorn_d0138130_15373010.jpg

写真23:↑コンッテサの巻上装置

 完   R2.7.14 / by Rose-Thorn












ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn

シンクロコンパーMX00番)の分解整備

(後編は長いので2分割して投稿します。)

このシャッターは非倍数系列コンパーラビット(00番)の最終型である。

スーパーセミイコンタ531・レチナⅡa,a・ローライフレックスⅤ(MX)・

ローライコードⅣ・等にも同じ型のシャッターが使われている。

このシャッターは絞り羽根が10枚もあり俗に円形絞りと呼ばれ、程よい

ボケ味なのでカメラマニアには人気があります。

ドレイカイル関連部品を取外すと、シャッター本体が現れます。

レンズの前玉、中玉と後玉は緩めて取外し、後程クリーニングをします

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15080175.jpg

↑写真1:コンテッサ本体から取り外したシャッターブロックの付帯パーツ

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15094578.jpg

写真2↑ カバープレートとスピードセレクターリングを取外します。

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15113178.jpg

写真3↑テンションリングとレリーズ金具を取外します。

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15135100.jpg

写真4絞りユニットを分離:シンクロ端子のビスを少し緩め、裏側の3本ビス

を取外して、ベースから絞りユニットを外します。分離時にシャッターブレードは

ベースから剥がれます。

シャッターブレードは綿棒にピカールケアーを付け錆と汚れを落とし、ベンジン

で拭きます。分離した絞りユニットは分解しないで、ベンジン付綿棒で汚れを

拭取り、その後3分間超音波洗浄を行います。(超音波によるベンジン間接洗浄)

絞り羽根の組み払しは手間暇掛り時間の無駄、しなくても性能に影響しません。

次はベース上にあるブリッジの分解ですビスやバネの向き、掛け方を記帳

しながら行います。

ブリッジを分解しないと汚れたブレードリングとその溝の掃除が出来ません。

何故OHするのか ↓

このOHとブレードリングへの潤滑油塗布で1/500秒の精度、速さが20%以上

向上します。

1/500s 1/375sでもJIS規格では合格ですが、これを⇒±5%程度にしたい!)

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15170568.jpg

写真5:↑ブリッジを固定している2本のビスを外し、MX切り替えレバーも外します。




ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15200372.jpg

写真6:↑次にクラッチアームからコイル状の引っ掛けバネを外します。



ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15220769.jpg

写真7:コイル状の引っ掛けバネ取外し

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15244006.jpg

写真8:↑引っ掛け爪付コイルバネを外すとクラッチアームとクラッチ金物

分離します。

2つの金具をクランプで挟み、クラッチの小さな溝にクラッチアームに巻かれた

極細糸状のバネを引掛けます。(クランプが無いと出来ない)

バネを掛けると2つの金具はクランプを外しても安定しています。

赤茶色の歯車はつまんで取外します。→これでブレードプレートがはずせます。

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15524064.jpg

写真9:↑裏返してブレードプレートを取外します。(短ビス3本、長ビス1本)

L長ビスは赤マークの箇所

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15543149.jpg

写真10:↑ブレードリングと溝をベンジンで丁寧に拭取り清掃、ブレードリング

回りには綿棒にクロック油を少し含ませ軽く塗布する。

ベースはこの状態でベンジン入りのガラス容器に入れ、超音波洗浄をします。

(スローガバナーはベースから外さなくてもOKです。)

超音波洗浄器は水以外では禁止なので、溶剤入りの容器に入れて間接洗浄します。

スローガバナーはベースに固定した状態で洗浄し、その後要所に注油します。

※(ベースから取り外しても洗浄効果は同じです)

※(0番の場合は取外すと機能が元に戻らないので特に注意ローライ2.8B2.8C

潤滑油はスピンドルオイルをベンジンで5%に希釈したものでOKです。

軸と真鍮の歯車の歯先にスポイトで注しても大丈夫です。

灰色の光沢をした歯車には潤滑油は不要です(含侵油鋼)。

※スローガバナーにクロックオイルは使わない:注油加減が素人には判りません。

⇒注し過ぎは絶対にダメなので、私は使用禁止です。

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15562286.jpg

写真11:ブリッジの組立  クラッチのセット完了

クラッチアームと遅延歯車、フラッシュアームの位置関係が重要です。

この状態でブリッジは静止します。

※(バネ取り付け時クラッチアームはバネにより中心の開口部寄りに引かれ

噛み合わせは遅延歯車から外れています。この時、遅延歯車は自由に動き

ますので引き寄せた時の位置を何度も試しては測ります。

クラッチアームの穴に鉤爪を掛けて外側に止まるまで引き寄せると、

噛み合った歯車は写真の位置で静止します。)

この状態に成るまで試行錯誤の連続で、4日間を棒に振りました。

シンクロ機能に影響するのでこれらの位置関係は大切です。

締め付けネジ部分にはH2mmのスペーサーを入れブリッジの蓋をします。

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_15582192.jpg

写真12:↑シャッター羽根(ブレード)の組み込み

ティシュを4枚重ねシャッター開口に合わせハサミで丸く切り、羽根受けとする。

反時計回りに爪楊枝とピンセットを使い羽根を並べる。

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_16010330.jpg

写真13:↑シャッターブレード組み込み完了

ツァイス・イコン/コンテッサのメンテナンス:後編その1 / by Rose-Thorn_d0138130_16024269.jpg

写真14:↑ブレードを組み合わせた後、ビスでベースと絞りユニットを組み

合わせます。(3本ビス締め:絞り環を回すと脱着用3本のビス頭が見えます)

シャッター取付位置を決めるダボビスも取り付けます。

絞りユニットにはクラッチ金具とかみ合う溝が在るので、ネジリながら

嵌めこみます。

※(シャッターブレードを組む前にシンクロ端子を少し緩め、嵌め込む

練習をして、コツを掴む。)

シンクロ端子の弛んだビスを締めます。

テンションリングのコイルバネをスローガバナーの端末に掛けます。

ブリッジのヒゲバネをセットします。⇒テンションリングのストッパーが効くように

なります。

レリーズ金具をセットします。

スピードセレクターリングを付けチャージして観ます、テンションリングで

チャージが出来ず途中で引っかかる時はスローガバナー等、動きを

阻害するものを探し、手動でテンションリングが動くようにする。

スピードセレクターリングのブリッジ近くを少し持ち上げるとブリッジの

ストッパーが掛る様になります。

掛ればレリーズレバーでシャッターが切れます。


       ‐後編その2に続く‐ 後日UPいたします。 / by Rose-Thorn









 先日のアップした件 ホースマン L45 Xenar 3.5/210 FUJI 160NS myself development(手作り会員力)
難ものsymmar5.6/360にズタボロにされた後半ヤケお疲れの撮影を羞恥という概念のない照生がご披露します。
 根気が続かない4×5撮影       怠惰老人照生_d0138130_14183048.jpg

# by tedukuricamera | 2020-06-29 14:41 | 戯言 | Comments(0)
 人気者が次〃亡くなったり賑やかな処へも行きにくくなって随分月日が過ぎたようにおもいます。それでも昔のことは思い出しても昨日の事は忘れてるわたくしは此の生活の間に中途半端なネットワークオーディオ環境を構築しました。お気に入りのヤマハとQNAPnasを組み合わせてSONYの ミキサーはチョット❔です。            怠惰老人照生
 自粛生活の果て_d0138130_15264168.jpg

# by tedukuricamera | 2020-06-27 15:27 | 戯言 | Comments(11)