私が手作りカメラを始めたのは、小学校の4年生の頃でした。ボール紙やラワンの木材で、カメラらしきものを作っていたのです。今から思えば当時の手作りカメラなんてと思いますが、子供の頃からのカメラ好きが長じて、現在の手作りカメラの成長となったのであります。
現在までに製作した手作りカメラは、ナント250台を越していますが、あまり変わったカメラが出来ず、ややマンネリ化していました。そこで思い切って今までのカメラらしき形態からは少しかけ離れた物を作ろうと考え、今紹介している「仏壇カメラ」の誕生となったのであります。
ボデー部分は、昔の写場でよく使われていた「木製の組み立て暗箱」の乾板ホルダーの木材を利用して、綺麗なニス塗りのものとして、レンズはコダック100㎜4.5 蛇腹には、ハッセル用の蛇腹フードを使って、後部にPアダプターを取り付け、富士インスタントフイルムから、ブローニーの6×9、6×7、6×6等のロールホルダーでの撮影が出来るようにしました。
何故「仏壇カメラ」かといいますと、レンズ部分を収納して観音開きの前蓋を閉じると、まるで近代の団地向きの仏壇に良く似た形となったからであります。
クラブの撮影会に持って行くと、回りの人たちからは注目の的となり、鼻が高いやら、恥ずかしいやらで、戸惑っていたものです。
大阪手作りカメラクラブでは、このブログを見られた方で、興味のある方は是非一度例会の風景を見に来られることをお勧めいたします。
連絡先は大阪市中央区南船場2-7-14「大阪写真会館」4階の「鈴木特殊カメラ」に事務局を置かしていただいていますから、お気軽に連絡頂ければ幸いです。
電話番号06-6261-1601鈴木特殊カメラまで。例会は2008年の予定として、次の通りです。
1月のみ第3土曜日で2月~12月までは全て第2土曜日です。例会の会場は写真会館の5階
会議室ですから、先ず見学にでもお出で下さい。お待ちしております。
大阪手作りカメラクラブ会長 岡部 毅

