アサヒフレックスのレンズ作成 ☆☆☆ キューちゃん
先日、大阪北区の山西会館の中古カメラ交換会で購入した、アサヒフレックスのボデーに付けるためのレンズを2本作りましたので報告します。
最近は中古カメラ店の店頭には、アサヒフレックスのボデーは勿論のこと、専用の交換レンズも見掛けられなくなりましたね。
ところで、ボデーは購入したもののレンズはありませんので、折角のアサヒフレックスも只飾りにしておくのも勿体無いと考え、標準レンズは後から探すこととし、取り敢えずこのカメラで撮影が出来るようにと思い立ちました。しかし、このカメラはレンズマウントがライカLよりも小さくて、ナントM36ミリしかありません。
マウントの径がM42かM39だったら、中間リングを介して色々なレンズが取り付けられますが、大は小を兼ねるの例えどおり、小さいものは工作には苦労します。
先日やまひらさんに進呈したアサヒレフ専用の中間リングを無理を言って返してもらいましたが、どうしたら良いのか思案の連続でした。
3日間程は良いアイデアが浮かばず、あれやこれやとリングを探してはこれも無理あれも無理の連続でした。
最終的に思い浮かべたのが、専用リングの前にライカの中間リングを接着するしか方法が無いことに気付きましたが、どうして接着するかがまた問題になり、半田付けは材料が真鍮とアルミの関係から無理と判断し、
結局は2液混合のエポキシの接着剤使うことにしました。
そして出来上がったのが最初のレンズで、富士引き伸ばし用のフジナー105ミリ4.5をライカマウントの中間リングをつなぎ合せて、回転式のヘリコイドを利用したものです。
富士引き伸ばしレンズ フジナー105ミリ4.5の写真
次に製作したのが、ライカへクトール135ミリ4.5のビゾ専用レンズです。これも専用リング「長い方」の前に
ライカの中間リングをエポキシ接着剤で固定し完成しました。いやー難しかった、あーしんど(*^_^*)
ヘクトール135のレンズの写真
その他の写真です。
昔々大昔、友人の父親が所有するアサヒフレックスを借り出して撮影したことがありますが、なかなか使いづらかった思いでがあります。1960年代の終わり頃でも、すでに過去の遺物でしたからねえ。~('O')~
いずれにしても、特殊なマウント径ですから、工作には大変苦労しましたね。この中間リングは貴方からの頂き物として大切にします。
返却はしませんが、フジナーレンズのほうはご希望により、再度進呈いたしますが、如何でしょうか。
このレンズの写真を待ってまーす。