キャパはコンタックス使い???

ロバート・キャパについてはいろんな本が出されていますが 昨日新しい本を読了しました。「血とシャンパン・・ロバート・キャパーーその生涯と時代」アレックス・カーショウ著作です。(2004年角川書店) 彼が最高の戦争カメラマンであることは申すまでもありません。
しかし改めて彼は 写真と女と博打と酒 の男だと再確認しました。イングリット・バークマンを初め 世界の美女から道端の売春婦までの総ての女に愛されたのですから 羨ましい男です。
また勝てない博打打ちの浪費家でした。一般的にはものすごくチャランポランの男だったのです。
まあライフを初めとする グラフ・ジャーナリズム全盛の頃の 恵まれたといえば恵まれた時代のカメラマンでした。やりたい放題とも言えます。
また当時としては最高のカメラマンの集まりである「マグナム」も創設しました。
また運の強いカメラマンでした・・・・・40歳までは・・・。
・・・・・・しかし当会としてはカメラの話にならなければいけません。
ベトナムで地雷に触れた時に持っていたのは コンタックスだったのです。ノルマンディー上陸のときもコンタックス。フランス戦線で米軍に摑まった時もコンタックス二台とローライ一台だったのです。
そういえば 二眼レフやアイモを持ったキャパの写真は見ますが コンタックスやライカを持った写真を見ませんね。
戦争取材には複雑で壊れやすいコンタックスよりは ライカの方が似合っていると思うのですが。
キャパと使用カメラについての情報をお持ちの方は 教えてくださいね。
白髭。
また、キャパ最後の写真によれば、日本訪問時にライフからの要請でベトナムに飛び、使用していたカメラはRFコンタックスとNikonS。
モノクロがコンタックスでカラーがニコンSとの事ですから、最後の写真はニコンSを使用したのでしょう。
その後はご存知のように地雷に触れ爆死することになりました。
トロツキーのライカは借り物だったのでは?
スペイン内戦など、内縁の女性(名前忘れました)がかなりキャパを助けたようにイメージしています
パリ時代にはヘミングウェイや日本人の画家(誰だったっけ?)のカメラを借りてたんじゃ無かったですか?
名取洋之助も奥さんの取ってきた写真にキャプションをつけて報道写真に仕上げたとか。
白髭さんもそうでしょうが、できる男は、モテル!
出来る男には内助の功(外女?)がたっぷり有り余っているんですよ
ライカは軍需品の最たるものですから、キャパぐらいのゴロツキさんには
回らなかったんでしょうね。
昔、タミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズのドイツ軍将校のフィギュアのプラモに
拳銃ホルスターとマップケースと水筒、ガスマスクと
カメラケースを何の気なしに接着してましたが
あれ、ライカやったんかなぁ。。。

キャパが巴里に出てきたころは ライカを質屋に出し入れしていたと書いてありますから かろうじて持っていたのは事実だと思いますが。買ったとは書いてないので 他人様のものを借りっぱなしだったかもしれませんね。日本では勿論 フランスでも物凄く高額なカメラだったには違いないでしょう。

