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コダックレチナ

コダックレチナの修理
写真.1 レチナ1型 エクター5センチ3.5 正面
コダックレチナ_d0138130_12251928.jpg

写真.2 レチナの背面 
コダックレチナ_d0138130_12265058.jpg

上記のように写真だけを見ていると、別にどこも悪くないように見えますが、ジャンクで購入した「レチナ1型」は
レンズも綺麗、シャツターも完全、巻き上げ関係も異常なしと、さて、撮影の準備に取り掛かることにしたのですが、写真.2の背面右上の巻上げダイアルの下にある、RとAの巻き戻し部分の切り替えレバーが引っ込んだままで、まき戻しができないことが判明したのです。

これは大変と上部をバラしてみると、その切り替えレバーが奥に引っ込んだままになっていることに気が付いたのであります。

原因を考えていましたが、何故か部品が欠落しているようですが、どんな部品だったのか初めてのことで、想像も付きませんでした。

しかし、何としても復元して撮影ができるようにしたいと、知恵を絞りながら約3時間程経過しましたが、どうも判りませんでした。

そこで色々試行錯誤の結果、奥に引っ込む理由としては巻上げの心棒と巻き戻し切り替えレバーの円の直径の違いがあり、奥に引っ込んだ状態になっていました。そこで、そのレバーに巻き上げの心棒に合わせたワッシャーを半田付けして、上下に移動しないようにして、またワッシャーを重ね、やっと完成したのであります。

世間ではジャンクカメラは部品取りに使うことが多いのですが、このカメラのように部品取られの状態のカメラも存在するのを痛感しました。 修理が終わって気が付くと夕食の時間もとうに過ぎていました。

ここしばらくはお天気もままならず、撮影は出来ませんが、完全に復元した「コダックレチナ」によって楽しい写真が撮影できることを夢見ながら、その晩はぐっすりと眠ることが出来ました。 キューちゃんからデーす・
by tedukuricamera | 2009-02-25 13:02 | クラシックカメラ | Comments(0)
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