マミヤ6オートマットの蛇腹交換「本革製」 / by Rose-Thorn
フリーソフト「カメラ用蛇腹の作図プログラム」を利用する
ソフトの空欄にA4ページ幅297mm、ぺージ高210mm、段高7mm、段数7、
谷側及び山側底辺長52mm 、谷側及び山側上辺長32mm、を入力する。
山折線赤表示とのり代傾きにチェックを入れる。
手順書
1.型紙の作成
Googleの検索で上記ソフトを選択し空欄に上記数値を入れ作成ボタンをクリックすると
A4判横の原寸図が得られる。
2.A4判コピー用紙(型紙)に赤、黒で表示された原寸図を印刷する。
型紙には厚手のクラフト紙(0.18mm)を使用する。
3.色に合わせたボールペンで図面の赤、黒線をなぞります。黒は裏側より筆跡に
合わせ再度なぞる。
マミヤ6の機構に合わせ谷側上辺長のベロの2か所は夫々7mm延長し作図する。
4.印刷画面の外郭線に合わせ切断し、型紙に合わせ貼革裏面にケガキを入れる。
のり代の余長は本革のケガキ用に使う、ケガキ終えたら型紙より切断する。
5.型紙の山、谷を折り込む。
6.折り込んだ型紙を再度確認しながら再圧縮して折り目にエッジを付ける。
7.型紙ののり代に両面テープ(L=20mm程度に分割)を貼り、端部より成型しながら貼付け。
折り目があるので分割しないと貼付けがうまく出来ない。
8.折り目を伸ばし、型紙の1/4面に木工用ボンドを均一に塗布し、ケガキ印に合わせて
0.2mmの革を貼付ける。(しわを伸ばしながら) のり付けは一面毎にすること。
貼り付け用糊は3Mのスプレーのり77も使えると思います。(今後の研究課題です)
9.ジョイント面は最後に調整しながら革を貼り合わせる。
10.ボンドが乾いたら、再度折り目を付ける。
11.内部に墨汁を塗る。
(墨を塗ると紙がヘタリ、腰が弱くなる為、塗るタイミングは研究する要あり)
12.先端に成型板金具を取り付ける。
13.蛇腹ブロックのレンズボードに蛇腹を取り付け。(成型板金具をビス止め―2本)
14.本体勘合部(フイルム面側)に蛇腹を貼付ける。(ボンドG17)
15.蛇腹ブロックをボディ本体に固定(ビス止め―4本:写真参照)
・レリーズボタンの作動に仕掛けが有り、これを解決しないと先には進めない。
レリーズ関連のピースをテープで固定しながら取り付ける。(難しいヨ)
・勘合部にはゴム粘土が使用されている。防塵か、遮光か、未だ解らない。
16.レンズブロックの取り付け
チャージレバーに付随したバネのセット(オートマットのみ)
17.∞のチェックと調整
レンズの∞はシャッター本体裏のスペーサにより調整、距離計の∞は
調整ビスにより調整。 「ひとまず完成」 以後ペンディング
18.試写:遮光性能をみて「ゴム粘土の要否」を決めることにする。
19.撮影レンズD.Zuikoのクモリについて
当機はマミヤ6ⅣB型169240から取り外したD.Zuiko(11万代)で
クモリ無しです。ⅣB型の10万代 D.Zuikoもクモリは有りません。
私の記事を見て盗作したと思われる記事がアチコチ巷で見られますが、みんな下手
です。本革で挑戦して下さい。