第15回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告
ネットで検索していると、針穴をレーザーで開けているのを見つけました。何ミリの穴をあけているのか不明ですが、きれいに映っているのを見てピンホールも試してみようと思いました。
◎針穴
フジX-A1のボディキャップ+ピンホール
最初テストで厚紙にデバイダで0.5ミリぐらいの穴をあけて試すとそれでもきれいに写ったので、それではと、アルミ缶コーヒー板0.?mm程度にまち針で約0.2~0.3ミリの穴開け。多少のバリ清掃。
フジX-A1に装着してみると画角は20mmレンズ相当でしょうか。
作例数枚をL判にプリントにして持参しました。
散歩で持ち出し近隣の幼児2人を写させてもらったがこの写り具合なら肖像権の問題は起きないと思われる。最近のデジカメは感度が高いので外で手持ちで写せます。
◎Babyボックステンゴール 2台
e-Bayドイツで絞り付きのものを見つけたので(亀の子飾り板付き)値下げのMake offerしたところ即決Ok。
以前から持っているBabyと合わせて2台並べて、将来本日のテーマ“ステレオ”にできるかと持参しました。
今回入手の絞り付きBabyのレンズはNovar(3枚玉)f6.3 50mm、以前から持っているものは良く写ると評判のGoerz FRONTARです。
MT派 さん
気が付いたらダゴール菌から元菌のGoerz菌に感染してしまいました。
Tenax 100mm付きから始め、遂にステレオカメラに手を出してしまいました。
Stereo Tenaxです!
きっかけは4群4枚のふわ~っとする写りに惹かれてしまいました、しかも少々珍しい60mmの焦点距離のレンズはミントコンディションでオリジナルイエローフィルター、乾板ホルダー6枚付き、良い状態のオリジナルケース付き。蛇腹の状態も抜群、心が動いてしまいました!
シャッターのエアーポンプが故障のためシャッター速度の変化はないですが、その他の機能は正常、と言っても、カメラとしての意味はないですね。
しかし、ステレオカメラ、というより、このレンズが欲しくて入手しましたが、レンズボードをカメラから外してもバランスの問題でデジカメにつけられないです。
今後の用途:A、飾りとして観賞用にする
B、ノコギリ真ん中を切る
C、悩まずに短焦点のGoerzレンズを探し続ける
今後の課題:除菌治療法を見つけることです。
〇エディクサステレオ カッサー3.5/35mm
高級機だったようでシャッターもプロンターSVS(最高速1/300)が装着され連動距離計、露出計も装備されている。シャッターの修理なんて簡単と思っていたが、ステレオの連動がリンク式なのでばらすと組み立て調整が大変。さすがに手付かずです。
〇スーパーセミイコンタ(最終型) オプトンテッサー3.5/75mm
レンズカビ、シャッターもおかしい、距離計も薄い。値札を見ると45000円、このカメラなら相場あたりか、と思いきや0が一つ無い4500円、即購入。ついでに手持ちのⅠ型も持参、形は同じなのに仕上げが違うとこんなに印象が違って見えます。
〇軍用フェド フェド3.5/50mm
そこはかとなく怪しい。けど雰囲気はいい。フェドシベリアとなっていますが、どうも後から部品を取り付けられたものがほとんどの様子。ノブが大型化されているが、手袋越しに操作すると確かに扱いやすくなっている。前回持ってこれなかったので、会員からのリクエストもあり持参。
〇プラウベル航空カメラ
何度か持参しています。このカメラについて調べているのですが資料が全くと言っていいほど出てきません。唯一まとまった資料として見つけたのがMakeownnのカタログでここにも[1955年頃スェーデン陸軍用に60台制作され、1985年にドイツのオークションにて三度ほど出品された]というわずかな記述だけ。検索をかけると前回子の例会で発表した記事が出てくる始末。誰か御存知の方教えていただけませんか?
Rose-Thornさん
手作りピンホールカメラ
カメラ名 PW157 VERY WIDE (VERIWIDE 100/Plaubelとは違う)
レンズ Super Bangulon 47mmF157 (写角93°)
真鍮板0.1mm φ0.3mm、真円加工検査済み
シャッター シンクロコンパ―#3 T B 1 2 5 10 25 50100 200 400
フィルム 120フィルム 8枚撮り 実画面88×56
所感
以前3Dカメラのボディーにしようとていた“69ベッサ”の残骸と、間違って購入した#3シャッターの活用を思いついた。これで5月の課題「ピンホールカメラ」を作ろう!!
ありあわせの木材とアルミ板で早速作業に取り掛かる。予定の製作日数は3日とする。
焦点距離は45mm前後を目標にした。レンズボードをくり抜きボディーにシャッターを載せて見ると以前何処かで見覚えのあるカメラに似ているような気がしました。
調べてみると有りました。VERIWIDE100です
レンズはスーパーアンギュロン47mmF8、画面サイズ55mm×92mm、ファインダーはスタイル抜群のライツの特製です(ライカ用21mmファインダーのフレームをベリワイド100の規格に替えたもの)決めた!ピンホールの焦点は47mmです。レンズ名は“Super Bangulon47mm F157”で決まりです。 フレームファインダーの自作も試みました、実画面の1/4で折り畳み式です。アイデアはよかったけれど残念ながら画角が広すぎて、フレームが見えません。代わりにルサールの20mmファインダーを流用、ぴったりです。
〇ピンホールのあけ方の説明
① 0.1mmの真鍮板と下敷きの8mmゴム板を用意して、テーブルドリルで0.3mm錐を用いて窄孔します。
② 次に球形の研磨砥石で孔のバリ取りを軽く行います。
③ 窄孔した孔を15倍ルーペで覗きながら、鋭い針を用いて真円の検査をします。
糸くず状のホコリや削りカスを除去します。
ピンホールを真円に開けるのと、バリ取りをしっかり行うこと、これが歪みのない解像のよい画像を得るコツです。
ステレオカメラ:ビンテージカメラの改装
元カメラ CONTESSA Deckrullo-Nettel Stereo デクルロー・ネッテルステレオ4×5
シャッター FPT B 1~1/2800 レンズTessar135mmF4.5
フィルム 4×5シートフィルム・120フィルム 特製6×13自動巻き止めロールホルダ―(ハンドメイド)
約20年前ebayで見つけ、連動距離計付きに興味を抱き入手しました。
珍しい距離計と変わったロールフィルムホルダーに驚きました。ビンゴゲームエージものに詳しい知人にその鑑定と調整の可否を訪ねるために送付したたまま、20数年放置していました。最近それらを引き取りに伺ったところ、カメラはありましたが肝心のレンズが有りません。レンズを外して何処かへしまい忘れしたものと思われます。
がっくりしましたが、135mmのヘクトール(ライカ用)またはクセナー(シンクロコンパー付き)を装着して蘇ります。
距離計の∞に合わせそれぞれのレンズボードを製作しました。
フォーカルプレ―ンシャッターがうまく直ればヘクトールを取り付けます。
ロールホルダーは自動巻き留めの機構が判らず苦労しましたが、一日調べて仕組みが判明しました。1968年製です。平面性に多少の問題がありそうですが、独創的なメカニズムには感心しました。
オモカメ王国 国王3ちゃん
ピンホールとステレオということで、おもちゃカメラで関連のものを持ってきました。
LOOK35手作りステレオ
もしこれが本物だったらえらいことですがこれは手作り、原寸で作られたものです。
パーレットタイプ ピンホールカメラ
くま35 ピンホールステレオ 裏にデータ表が書かれている。
三脚穴がないので置いて写す、面白い写真が取れるに違いない
学研カメラ色々 これもピンホール 雑誌の付録
学研 ロボット 誰かが色を塗っている
LOMO 35ミリステレオ
写ルンです ステレオカメラ
反射ミラーが左右で異なっていて折り畳み
ドラエモン ステレオカメラ(110)
ビュワー色々
ひーさん
今日のテーマのステレオ、ピンホールカメラは持っていないので持参カメラはありません。
テーマに拘らず何か持ってくればよかったのですが。
発表される皆さんのカメラに対する愛情、アイデアは素晴らしく最旬の情熱を感じます。
N波さん
マーキュリーⅡ入手
本を見ているとフラッシュがんなどアクセサリーがほかにないかと調べていると、地元の掲示板に出ているのを見つける。初めてなので、どうにか連絡を取り譲り受ける。
待ち合わせ場所に小さな子供を連れた若いお母さんがやってきた。
元はおじいさんのカメラで父親が譲り受け、その後手元に来たが動かないしどうしようもないので譲ることにしたという。
最初は噛みこんで動かなかったのだが、フィルムの切れ端などを取り除き撮影可能になり写してきました。
私が子供のころ、街頭写真というのがあり、これが使われていたのを覚えています。
ミモヤンさん
地元市民フェスティバルへ買い物に家人と出かけますとその横をヤマヒラ氏がとおりすぎる。
フリーマーケットが目当てだったらしいが何もなかったと。
ヤマヒラ氏が回った後だから何もないだろうと思いつつ再度出かけるとカメラバッグが出ているのを見つけ、中からペンタックスを発見。
ペンタックスMGにペンタックス-M 28ミリF2.8
ペンタックスKマウントの28ミリは持っていなかったのでは?しめしめ、と思いつつ家に戻ると同じレンズがすでに家にありました。。。
〇リコーフレックスTLS401 リケノン1.4/55
前から欲しかったので手に入れました。
ペンタゴナルダハプリズムをペンタゴナルダハミラーに載せ替え、ミラーの一部を可動切り替えさせることでアイレベルと、ウエストレベルで覗けるようになっています。
ここに来る途中、梅田のナニワへストラップ用の金具を買いによりましたら、アイレス35Ⅲcのジャンク,しかもレンズが明るいF1.9のほうがあったので買ってしまいました。
yasuさん
GRAFLEX製StereoGraphic
シャッターはBと1/60単速のインスタント
絞りf4~f16 レンズGraflar35mmf4(固定焦点2~3mくらい)
レンズシャッター絞りから、低感度フィルムでの使用がベスト
もしくは絞りをf22まで絞れればよいのだが。
単純に良く写るカメラです。
ひでじぃ
この連休は公私共に大忙し。今日も遅刻での参加となってしまいました。
猫ちゃんの保護に大騒動していました。
H本さん
ビューマスター用ビュアーと作品を持参しました。
カメラうんちくはなし
半年ほど前に頂いた、 デクルローステレオ兼パノラマ
これは自分で直すのも楽しい。
後幕は大丈夫そうだったが、先幕がダメだったので交換、稼働品に。
レンズにウォーレンサックが付いていたが、ステレオのカメラにこのレンズが付いているのは珍しい。
ダゴールのようにダブルのレンズで、レンズの後群だけでも使える。
このカメラの前の持ち主はよく考えていて、蛇腹をすべて伸ばすとちょうど後群のレンズだけで無限が来るようにしてあった。
せっかくだしパノラマでも使いたいとレンズボードを作成し、パノラマでも撮影できるようにする。
ステレオの仕切り板はロール状にに巻かれて蛇腹の伸縮に合わせ、伸び縮みする。
レンズは曇っていたのだがアクリル研磨剤で磨くときれいになった。
もう1台持ってきたのは、同じサイズで
〇トロッペンデクルロー 10×15
デクルローは、風景、夜景、スピードモードの3種類あり
幕速が切り替わる。
スピードモードは1/2800が出るという。
実際に大正のころの自動車レースのシーンで、このカメラを持っているカメラマンの姿が記録映画や写真で確認できている。
自動車レースでは撮影に良く使われていたようだ、もっとも故障が多いので、アンゴーやパルモスなどのほうが一般的にはよく使われていたようだ。