2019年亥年。今年もよろしくお願いいたします。平成は4月まで。さてその先は、まぁ今年もカメラに猪突猛進の1年にいたしましょう。
司会はyasu氏、今月のテーマは一眼レフです。
2019年初めの発表はH本さん
愛機のニコンF4を持参
ニコンF時代カニ爪レンズから使えるというので購入し、使っていたものです。
重たいのが欠点ですか、ニッコールレンズの使用できる幅が一番広いカメラボディです。
Rose-Thornさん
発表内容
SLR ミノルタSR-T101 MCローコール50mm/F1.7,MDローコール135mm/F3.5
スティツステレオアダプター SA-1
35mmカメラの撮影レンズ(55mm~300mm)の前に付けてステレオ撮影する用具。スティッツ ステレオアダプターSA1を、ミノルタSRT-101、MDロッコール3.5/135の組み合わせに装着し持参しました。
ビームスプリッター方式で、35mm半裁のステレオペアーを撮影します。撮影レンズの前につけて55ミリから300ミリまで使えるという世界にも例を見ないものです。
通常のビームスプリッターは50mmの標準レンズしかステレオ撮影が出来ません。
また、標準レンズでもピントを合わせた距離に合わせてリングを合わせるとミラー角度を調整するという優れものです。
ビームスプリッター通常は標準レンズでしかつかえず、ペンタックスやツァイスコンタフレックス、東ドイツでプラクチカ用など出ていますが、標準以外のレンズに使えるビームスプリッターはスティツ製しかありません。世界1です!
●スティッツ ステレオアダプター SA-1 ¥35.000- (1985年カメラ年鑑掲載)
世界でも例のない独創的な製品でしたがあまりにもマニアックで一般受けしなかった製品と思われます。ステレオマニアの多いアメリカでは多少は売れたかと思います。
スティツのアダプターはミラーを可動式にして指標点(▽印)に標準レンズの場合は撮影距離、望遠レンズは焦点距離に合わせます。
マウントアダプターにより各社のSLRに取り付け可。
標準レンズでは50cm~∞迄、指標点に撮影距離を合わせてミラーの角度を変えます。
望遠レンズは85mm~300mm迄、指標点に其々の焦点距離を合わせてミラーの角度を変えます。
STIZという会社はステレオビューワーから映写装置も扱っていたのですがいつの間にか消えてしまった。
ステレオ写真を撮る方法には、標準レンズの先端にステレオアダプター(ビームスプリッター)を装着して、画像を2分割する方式と、横に並べた1組のレンズ(2眼式)で画像を2分割する方式があります。
双方共、レンズ先端に撮影距離に応じたプリズムを装着し、ベーシスを拡大し立体感を調整します。
● 35㎜レンジファインダー機の方式(2眼式)
コンタックスにはステレオターC(35mmF3.5)、ライカではステマー(3.3cmF3.5)等があります。
・コンタックスのステレオターC及びライカのステマーのベーシスは単体使用では18ミリ、
プリズム併用でステレオターCは62ミリ、ステマーは72ミリに拡大されます。
※1眼レフのエキザクタには35mmレンズを横に並べた2眼式のものも有ります。(他のSLRには無い)
● 35㎜1眼レフのビームスプリッター方式
SLRの標準レンズ(50mm)先端にステレオ用アダプターを装着する方式
・(旧)東独 カールツァイスイエナ製ステレオプリズム:Pentacon,Exakta-Varex,Praktiflex,Practina 用
に発売されたもので、近接用と一般用が有り、撮影距離に依りプリズムを使い分けます。
近接撮影用(0.15m~2m):ベーシスが12mm、一般撮影用(2.0m~∞:ベーシスが65mm
エキザクタには立体視の出来るビュワー兼用のビューファインダーもあります。
・ペンタックスは一般撮影用のステレオ用アダプターを発売しています。
手作りで、ペンタックスMZ-3にTele Macro Stereo 9.5/100を2個、ペンタックスヘリコイドKに組み合わせ作ったものを装着しています。
近距離の花の撮影などに重宝しています。
K林さん
一番古い一眼レフとしてソ連のスポルトを持ってきました。このカメラはコンタックスをのシャッターをコピーしようとしたものの
鎧戸シャッターが作れず、一枚板のシャッターを用い、結果ファインダーのスペースを奪ってしまった。
レンズを通る光をミラーで90度曲げ腰高ファインダーに導くという、結果的に一眼レフとなってしまったという説もある?
東側のカメラで、自由主義世界では謎のカメラとして高価なカメラでしたが今ではかなりお求め安くなってきています。
また、バージョン違いがたくさんあるようですが私は2台しか持っていないのですが(え、2台もの間違いでは?の声も)
バージョン違いについては詳しくありません。
レイフレックスⅡ
レイフレックスⅠはスタイルもよいのですがこのカメラは相当不細工?で売れなかった。
イギリス最初で最後のペンタゴナルダハプリズム搭載カメラ。
あけてみると手作り感満載のカメラです。
ミノルタSRM
年末に引き取ることになったこのカメラ。
長尺マガジンが外れないので商品にならないと、やってきたものです。
この長尺マガジンがどうしても外れず、いろいろ試し、すかし、手を変え品を変え何とか外す。
外したものの、通常の裏蓋がない。よく似た時期的に同じと思われるミノルタSR-1sの裏蓋を移植しようと思ったものの
ヒンジの位置が逆で成型すべく、やすり掛けで真鍮の粉まみれになってしまいました。
ヤシカ ペンタマチックⅡ オートヤシノンf1.7
ペンタマチックⅠの改良機でクイックリターン機になった。かなり重いカメラ。
レンズのデザイン、スペックが同時期のマミヤプリズマットのレンズにそっくり
もしかするとレンズの製造元が同じかもしれない。
アルパレフレックス7 ケルン オートスイタ―1.8/50
構造は華奢だが使っている材質は良い。さすがは時計メーカー
N波さん
持参してきたのはペンタコン6、レンズは無し。難ありボディで、裏蓋の貼り革なし。
一旦シャッターを切ると次の巻き上げができなくなる。
ミラーなどいろいろいじっていると巻き上げができるようになる。。。
もう一つはコンタックス プレビュー、当然ヤシカコンタックスのはずがニコンFマウントに改造されている。
(プロショップが改造していました)
フィルム(フジPF100シリーズ)もないし、写る範囲も6×9に24×36の駒。この後どうします?
オモカメ王国 国王3ちゃん
テーマの一眼レフのクッション 20~30年前に買いました、当時そんなものを買ってと、よく笑われました。
おもちゃ一眼レフカメラをいろいろ、ガチャポンの一眼レフとか。
シーガルDF-1 2/58
ミノルタSRマウント機 中国製 元箱 ニコンマウントを見たこともあります。
説明書は中国語と英語のみ。
プラスレフ35 2.8/45 エキサクタマウント 日本製
シャッター速度は1/60,1/125の2速、ミラーシャッターゆえの機構、しっかりした見た目なのに。
ファーストフレックス35 1958 トキワカメラセイキ製のそっくり。
OWEN SLF1.7 M42ボディ
こちらも日本製、ペトリ製FTと同じ?
プリマ―レフ つい最近手に入れました。
6×6判、レンズ2本付、プリモター3.5/85 テッサー3.5/105
このボディは初期のタイプなのでねじマウントのはずがバヨネットマウントになっている
オリンパス 胃カメラ用ボディ アタッチメントは無し。
SH-K
トプコン スーパーDM ワインダー付き トプコール1.8/50
3年ほど前銀座のカメラやで購入
メカシャッターなので露出計の電池は入れていません。
べセラーネームも恰好良いですね。
ひでじぃ
コンタレックス(ブルズアイ)プラナー2/50 オリジナルフードセット
フランス ビエーブル村で年に一度開かれるカメラ市で購入したんじゃなかったかな?
メーター生きてます!
買ってきただけで使っていないもので、使い方をMT派氏にレクチャー受けました。
MT派さん
先月持参したシュタルトを持ってきました。Start Mir-1 2.8/37
レンズが90度ずれて装着された改造レンズと判明しました。
帰宅後よく観察してみると、簡単に改造することで90度のずれを戻すことができました。
マウントはスピゴットマウントなので、位置決めのピンを削りとっても装着が可能、ピンを削り取りずれを修正しました。
シュタルトには交換レンズが皆無のようで、前の所有者は、広角レンズを使いたかったのでしょう
自動絞り機能を犠牲にしてまで改造したようですが、何故90°ずれた位置で改造したものか謎ですね。
ミモヤン グレビッチ
重なることがないと確信して持ってきた中国製の一眼レフシーガルDF300xdワインダー付なのですが、3ちゃんとかぶってしまいました。
このDF300Xdはミノルタがフィルム一眼レフ生産撤退後、Xシリーズユーザー用に再販したミノルタX370sボディと同じものと聞いています。
このカメラは標準1.8/50、広角2.8/28、2.8/24、ズームレンズ35-70、28-70、70-210、オート接写リング3枚、ストラップ
のセットでヤフオクに出ていたものを落札したものです。
レンズフロントキャップ、レンズリアキャップにSEAGULLとカモメマークが入っているのがうれしい。
もう一台はこれもちょっと珍しいエリカ―MS-1ボディと、メディカル専用エリカ―メディカルマクロ90ミリ。
ボディはリコー(コシナ)XR-8と同じようです。レンズは絞りリングがF値ではなく、ISO感度表示になっていて
解放F値2.5の位置が6となっており
一絞り=Iso感度一段で、6、12,25,50、100、200,400となっていますが、換算して使えます。
ただ、無限は使えません最澄撮影距離?が2メートルぐらいなのが使いずらいです。
yasuさん
テーマに合わせ、エキサクタを持ってこようと考えたものの、たぶん重なるなぁと遠慮してみたら、
エキサクタの発表は一台もなし!
で、選んだのは、持っている金属製一眼レフのなかで一番大きいゼンザブロニカS2ブラック(前期)+スーパーコムラー3.5/50
まさにカメラが壊れたかと思うようなシャッターの音、河川敷のカモメが音に驚いて一斉に飛び出すほど。
持っているカメラの中で一番小さい一眼レフオリンパスペンFを持参しました、今でも現役!!
カメラうんちく話
一眼レフのそれこそ古いもの。
ソホ トロピカル 後期型昭和10年前後 なかなかきれいなものはない。
ソホと呼ばれているが、ソホ社から売られているものがソホと呼ばれているだけで
作っているものはすべてカーショー社
ロスから出ればロススタンダードレフ、ビズ社から出たものはビズレフとなる。
サイズはアトム版からポストカードまで
昭和初期、日本に1~2台ほどしか入ってきていなかった。
この頃は革張りのものと木地肌ニス仕上げの2種類で、木地肌のニス仕上げのものは1年間で5~6台程度しか生産しなかった。
トロピカルは20年間程度しか作られておらず全世界で200台程度、しかし欧州大戦で半分は燃えている。
赤い革はロシアンレザー。緑革のものは大珍品。
日本に持ち込まれたカメラで有名なものは資生堂の福原信三が買って持って帰ってきたもの、写真があるがこの写真でも30年ほど前に出てきたカメラ。
パリに滞在していた福原が、マリオン社で作られているのを見てどうしても欲しくなりパリから注文し6か月後に届く、膨大な数の乾板を写しその後持ち帰ったもの。
残念ながら関東大震災で燃えてしまう。その後革張りの機材を手に入れた。
その後浅沼商会から日本に輸入された1台か2台のうちの一台を紹介され、福原が手に入れた二代目のものが先の写真のもの。
後世日本に何台か入ってきている。
来月のテーマは二眼レフです。
遊びに来てナー