人気ブログランキング | 話題のタグを見る

第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告

いよいよ師走
世間は忙しくなってきていますが、忘年会に誘われて、ほぼフルメンバーでの出席。ま、同好の士ですからね。

発表に先立ち、来期の年間テーマについて話し合いを持ちました。喧々諤々、議論百出。
で、決まった年間テーマがこちら。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_18453987.jpg
日取りはまた後程。興味のある方、ぜひ覗いてみてください。

発表です、司会はMT派さん。

ほぼ1年ぶりの登場やまひらさん 旭光学ペンタックス85ミリレンズ4本を持参されました。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_22222585.jpg
〇SMC Pentax-F 85mmF2.8 SOFT
開放F値2.8からF5.6までカメラ側のAF,自動露出が効くが、F8~F32だとAFは効くがマニュアル露出
レンズ表記は赤文字Fの最初のレンズラインナップ

〇SMC PENTAX 85mmF2.2 SOFT
レンズ鏡胴に距離目盛がない、絞りはF2.2からF5.6までしかなく、ソフトフォーカス効果のある領域のみのレンズ。

〇SMC PENTAX 85mmF1.8 
いわゆるKシリーズレンズで、大竹省一がよく使用していたレンズ。

〇アサヒフレックス用 83mm F1.9
珍品レンズで10年ほど前に入手。ヤフオクで取引したことがある方が、出品してすぐに気づき直接取引で手に入った、。
今回持参しませんでしたが、最近500mmF5を入手し、これでアサヒフレックス用交換レンズはコンプリート!
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_22224520.jpg
SH-Kさん
マウントアダプター改良
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_22404832.jpg
在庫の中にアーガスC-44の交換レンズが3本あったので、バックフォーカスを調べた。
アーガスC-44本体からマウントを外しM39-FXアダプターにつけるとピッタリ。
アダプターはアルミなので木ねじでも固定できると思い5か所に穴をあけ、マウントを木ねじでねじ込んだらしっかり止まった。
30年ほど寝ていたレンズなので絞りも硬くなっている。
アーガス44はボディ側のダイアルでピント調節を行うが、この状態ではレンズのリングを回さないといけないのですが、
自転車のタイヤチューブを切り取ってピントリングに巻き付けることでピント調節が楽になりました。
30年前に入手した3.5/100のこのレンズだが、アルミ鏡胴は今も輝きを失っていないので美しい。アクセサリーとして持ち歩いている。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_22405618.jpg
オモカメ王国国王3ちゃん
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_22441360.jpg

今日持ってきたカメラでレオタックスですが、
レオタックス トプコール3.5/50
レオタックス トプコール2.8/50
この頃はレンズが自由に組み合わされるように単独で販売されていました。
このトプコールも一つはアルミ固定鏡胴のF3.5、もう一つはよく似た顔ですがF2.8

よくあるベビーパールですが、これはベビーパール戦後型 ヘキサー4.5/50 特徴はボディーシャッター、レンズはコーティングされている。台数は少ない。ベスト半裁。
ベビーローレン LORENF4.5/50 ベビーパールのそっくりさん、シャッターはレンズ側についている。戦前のカメラだが裏窓のデザインに工夫がみられる。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_22575939.jpg

ハリーナ6-4 EMPIRE MADE F8(香港製?)
裏を見ると兼用機だが枠がない(6X6)。たぶん枠があったと思います。廉価版ながら自動巻き留めがついている。4X4使うときは巻き留めを解除しないといけない?

写真クラブに所属していて撮ってきた写真を本にしました。会の皆さんにご覧いただきました。

MT派さん
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13480891.jpg
LeicaⅡ+Megoflex
メゴフレックスを入手しました、ちょっと珍しいので持ってきました。
資料によるとフーゴ―メイヤーによるメゴフレックス レフレックスファインダーには3種類が造られています。
Leica用、Contax用、そしてPeggi用です。
製造数が少ない中でLeica用はたまに見かけます、Contax用は書籍の写真でしか見たことはなく、Peggi用ともなると幻です。
おそらく、レフボックスに装着されているレンズは3機種とも同じレンズのようでフランジバックが一番短いLeicaバージョンはレンズの鏡胴が一番出っ張っています。
製造数がなぜ極端に少ないかというと、実用的ではなかったからだと思います。
無限で調整すると近接で合わない、ですが飾りとしては相当に面白いと思います。

ロシアカメラのスタルトは、ファインダー交換のできるプロ仕様のようなカメラです。構造はとても使いにくい古典的なもので素晴らしいですが、私が入手した個体はなぜかレンズマウントが90度ずれている。
ここで見てもらったところ、どうやらレンズは改造レンズで、それでカメラに取り付けると指標が90度ずれているようでした。

SH-KさんはアーガスC44レンズを持参されていましたが、私はC33を手に入れました、いわゆるレンガ。とても大きいカメラです。
人間工学無視のカメラです。
e-bayでレンズセットで購入、今朝郵便局の時間外窓口で受け取り持ってきました、ウェットティッシュ5枚できれいに拭きとりました。
掃除しなければ煙が立ち上がりそうな状態でほかにも難ありでした。それでも先方には良い良い良い。と評価しておきました。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13481492.jpg


H本さん
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13482136.jpg
以前から言っていました65mmf5.6はまだ手に入りませんが
スーパートプコールf=65mm 1:7 が2本手に入りました。
コダックの60ミリのボディに取り付けようと思案中です。


Rose-Thornさん
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13494003.jpg
お飾り用のドイツ製カメラ、いずれも折りたたむとコンパクトなものです・本棚に飾っているものです。
〇ビテッサ オリジナル Ⅰ後期型 :1950-51 フォクトレンダー製
ウルトロン50mmF2.0 コンパ―ラピッド X B,1~1/500
前期型と後期型が存在するそうですが、これは後期型です。
主な特徴
1、外観上の何処にもビスは見当たらない。
2、アクセサリーシューや吊り環も有りません、折りたたんだときはツルツルのカメラです。
3、ファインダーパララックスはアイピースの手動斜めの矢印、Ⅱ以降は自動調整。
4、距離計の窓はひし形。Ⅲ以降は四角。
5、プランジャーを押し、巻き上げしたときにプレッシャープレートが後退しフィルム面と接触しない。
使い勝手は良くないっですね、吊環は無いしツルツルだし、よく落としてしまう人が多いようです。

〇ツアイスイコン コンテッサ :1953-55 ツアイスイコン製
テッサー45mmF2.8、シンクロコンパ―B、1~1/500
見た目が綺麗で優美、貴婦人と呼ばれています。
主な特徴
1、フィルムを入れないとシャッターは切れません
2、ツアイス得意の前玉回転距離計連動です。
3、シャッターはセットレバー式、レリーズは大きなレバーで切ります。


〇レチナⅡ(#142)戦前型 :1937-39 ドイツコダック(ナーゲル)
クセノン50mmF2.8(ノンコート)、コンパ―ラピッド B,1~1/500
レチナで初めて2眼式連動距離計を装備したカメラ、軍幹部に飾りプレートがある。
折りたたみ時、前蓋に突出した円形飾りがユニーク。

〇レチナⅡ(#011)戦後型 :1946~49 ドイツコダック(ナーゲル)
エクター47mmF2.0、コンパ―ラピッド B、1~1/500(クセノン50mmF2.0付もある)
エクター付は人気が高く、市場価格はクセノン付きの3倍以上します。
軍用カメラ(カードン)もエクター47mmF2.0が標準レンズです。
エクターには50mmのF2.0は無いようです。
このカメラの特徴
1、レンズに気泡が1か所あります。レンズ内の気泡は描写に影響をしません。
 気泡は良質な光学ガラスの証で「レンズの勲章」と言われています
2、分解整備が難しいカメラです、軍艦の外し方に秘密があります。
3、シンクロ接点があるものとないものがあります、レンズコーティングは有り。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13494788.jpg

K林さん
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13501208.jpg
私にとって資料とは書籍やネットによるものだけでなく、現物そのものが最大の資料であると思っています。
見る 触る 分解する。 そのことが大切なことであると思います。
工具やケミカルは持参したものを見ていただくとして、持参カメラを紹介します。

コンタックスⅡa
オプトンゾナー50mmF2
故障品で入手
シリアルナンバーが謎、ⅹ89と2桁しかない。こういうものは初めて見る。資料に無く、誰に聞いてもわからない。
分解した別の個体を参考にして、アクセサリーシューを外しシャッター故障に注油したことで稼働品に。

ネタックス 
テッサー50mmf2.8
バラバラジャンクでやってきた。素人がでたらめに分解したものでえらいことになっていた。
当然購入価格は多分このカメラの最安値と思われる5000円
この個体はAで始まる番号初期のロットで、製造がまだ不慣れだったのか、ねじ穴をあけなおしている個所を発見したりします。

フォクトレンダー プロミネント(花魁)ヘリアー105mmf4.5
実はカメラが主役ではなく今回オリジナルケースが手に入ったので持参

キエフのふりをしたコンタックス
Zk50mmf2レンズが超珍品 初見(中身はツアイスのもの)まさか実際に目にするとは。

コンタックスⅡ
謎のコンタックス イエナコンタックス?そもそもシリアルナンバーが資料に存在しないナンバー。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13501911.jpg
N波さん
エンボイワイド 64mmf6.5利用のジョイントカメラ試写。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13504680.jpg
以前に持ってきましたが、今回写してきました。
レンズだけ手に入れていて、シャッターを取り付けペンタックス67のフード、マミヤのホルダー
ファインダーはレンズが28ミリ相当と聞いていたのでオリンパスペンデジタルの14ミリファインダーを取り付けました。
レンズは固定焦点で絞りで被写界深度を稼いで撮る、F11で3メートルから18メートル、F32にすれば60センチから無限まで。
解放ではイメージサークルが6×9に足らない。
で撮影したものをご覧に入れます。
ただ、感度の高いフィルムを入れると晴天下ではシャッター速度を超えどうしようもない。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13510223.jpg

yasuさん
ライカM3 ルサール20mmf5.6用フード
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13514074.jpg
流用フードのためケラレが発生。
そのためフードを削るサンドペーパーを持参しました。
金属用ペーパーとその台座セットを購入
フードを削ること3時間、2mm削るのに四苦八苦
先々回の例会で購入したライツ21mmアンギュロン用ファインダーとともに持参
恰好良さ優先のため(見えはX)
ローライフィックスが欲しくてヤフオク入札し、ローライつながりでローライA110も入札
結果フィックスは落とせずA110を落札。
1974年製、電池とともにやってきて、シャッターは切れます、初期型なのでASA100のみに対応。
手に入るISO100の110フィルムはモノクロのみ。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13514458.jpg

撫象さん
カラーネガフィルム二浴現像とカラーペーパー現像
コダックC-41三浴現像をJOBOのC-41キットで行なっていましたが、某所より二浴式現像を聞き込み早速試しました。
ついては詳細をご披露方々ご報告いたします。
カラーペーパー現像についてはコンタクトプリントを8X10印画紙に現像其のうち一部をキャビネに引き伸ばしました。

二浴現像の詳細
カメラ Nikon F-6
レンズ AF NIKKOR 28~85 1:3.5~4.5 AF不使用
    Nikon Circular POLAR 62mm
フィルム FUJICOLOR 100 24
King ベルト式135現像タンクを使用し薬剤はオリエンタル業務用補充液を温水により溶解ワンショット
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13520723.jpg


結果について
乾燥後整理したものを数日後、他のカラーネガと比べて観ましたがベースのオレンジカラーが稍色薄い様に感じられます。
其れについては今後ほかのカメラ・レンズ・フィルムを使用したカラーネガフィルムを制作し比較検討研究に待たれるものだと一人納得する怠情放蕩老人でした。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13521846.jpg

ミモヤンG
先月例会後お江戸出張、カメラの戦果は無し
日本カメラ博物館へフィルムカメラ展へ、目を引いた展示としてはオリンパスペンWのクロームボディを見ました。
仕事は少しトラブル有で、時間があったので品川のニコンミュージアムへ足を運ぶ。
ニコンミュージアムのチラシを持ってきましたので欲しい方どうぞ!
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13534663.jpg

カメラうんちく話
英国製 1900年前後のアマチュア用カメラ。
メーカー ランカスター(バーニンガム)
小手札 単玉レンズ 1891年製
小手札 単玉レンズ ユニカムシャッター 1897年製 ユニカムシャッターに変えられている
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13542362.jpg

後ろアオリ、フロントアオリ、ねじを外してティルトなど、
カメラは各アオリができるが、単玉レンズなので像面が湾曲しているであろうから、アオリの効果はいかほどであったか?
もしかするとアオリの効果でピントを得ていたものか?

小手札の縦横変換が出来、その間にホルダを差し込める。

ウッドのカメラは、向こう傷と言って、少々の当りでは擦り傷はついてもへこまない。
のちの金属製カメラはというと、当りでへこんでしまうとこれほど見栄えの良くないものはない。
これも木のぬくもりの所以の一つか?

一つはホースマンのフィルムバッグが取り付けられるように改造されている。
プロの手によるものと思われるがどうせならオリジナルのままで残してほしかった。
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13543353.jpg

さて、例会発表は速足で進みました。なぜなら、2018年を締めくくる忘年会が待っていたからです。
忘年会ももりあがりましたよ
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13575339.jpg
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13554780.jpg
第10回 好きやねん大阪カメラ倶楽部 例会報告_d0138130_13552565.jpg
うーん、キャノンEOS KISSデジタル MF仕様なのに、ピント合わしてないじゃない~





















Commented by やまひら at 2019-01-02 11:10 x
明けましておめでとうございます。
毎回の例会報告ありがとうございます。今年は出席率を上げたいです。
名前
URL
削除用パスワード