早いものでもう11月になりました。来月は例会後に忘年会が待ってますよ~
今月のテーマは国産カメラ、どんな話が出てまいりますか。
司会は撫象さま。

〇ミモヤンG
日本製カメラというとやはりニコン、腐っても鯛などという言葉もありますがニコンともなりますと干物になってもさすがはニコン!
ある日値札に”ニコン干 ¥5,400”とある。干物ねぇ。ニコンの干物って何?
答えはオートニッコールH50ミリF2付きのニコンFでした。Fからひげが出てたんですね。
3DCAM氏に教えていただいたネット上で無料で使えるモノクロ画像をカラー化するソフトがあるということで早速試したものをこのブログでもアップしましたが、その素材に使った画像はデジカメで撮ったものでした。
そのデジカメは香港発ネットでプレッジ企画を発表したYASHICA Y35でDegi Filmシステムという、フィルムのような形状のたぶん画像ソフトを入れ替えることでISO200、1600、モノクロ、カラーのスクエア画像(ほかに2種類のDegifilmあり、YASHICAブルーとYASHICAレッドだそうで)が得られるというものでたまたま届いたところで試しに取っていたモノクロ画像を変換してみたものです。

トイデジカメと思えばこんなものかなぁ。
先月お江戸でカロワイドを2000円で見つけ手に握りしめまだ散策していると専用コンツールファインダーを見つける、手にしながら高いなぁ…と思っていたらお店の人から、それ、専用ですよと声を掛けられ、ここで買わなきゃ男が廃るとファインダーもセットで買ってきました、ファインダーのほうが5000円なんて、カメラより高いよトホホ

〇MT派氏
数ある日本製カメラの中で、このペンタックスSL+スーパータクマー50mmF1.4が大好きで持ってきました。
カメラの機能とデザインはシンプルで、必要最低限の機能は揃っていて、純機械式で故障も少なく、ブラックペイントもかっこいい!
スーパータクマー50mmF1.4は8枚玉の最初期タイプで、写りは最高です!シャッター音は1/15~1/60までは特に好きです。このセットで火星にも行けそうです。


〇yasu氏
ニコンの干物の後では発表しづらいのですが、私も日本製カメラと言うとやはりニコンFと重いのを我慢して持参しました。

ニコンF、最初のセットレンズは50ミリF2、そして広角の最初が先月持参した35ミリF2.8、ほかに105ミリとか、と思っていたら
今ではたくさんレンズが集まりました。

少し珍しいかとセンソレックスⅡ、このようなカメラが安く買えたと思っていましたが、ニコンの干物と同じ程度のお値段となると…こんなものかなぁ…?
50ミリと35ミリと、この35ミリはなかなか見ないなぁと今日持参しました。
〇ひでじぃ
以前千円ほどでボロボロのペンタックスSPブラックを手に入れて、近鉄電車に勤めている友人に実際の車体カラー、近鉄マルーンを分けてもらったので塗装しなおしました。
メーターは元々稼働していませんでした。以前この会(手作りカメラ時代)日本カメラが取材に来た際このカメラに食いつき、このカメラと一緒に写してもらった、この写真がとても気に入っているので出版社から分けてもらい遺影の写真にしようと思っています。

もう一台はレオタックス、名誉会長の岡部さんから購入。貼革は時計用の革を張り付けています。
愛車の19年目のジャガーの乗り心地が悪いと思っていたら、ショックアブソーバーがすっかり抜けていました、前後4本他いろいろ修理代で約百ウン十万円なり。

〇おもカメ王国 国王3ちゃん
おもちゃカメラからピックアップしてきました。

こちらは図々しくもキャノン!かたやこちらはEOSならぬEO2、まだ良心的ですね。
これらがEOSより優れているところはただ一つ、透視ファインダーが搭載されているところ(笑)
レンズの明るさはF8から16まで。
同じおもちゃカメラでも高級版、ピクニーC型、ボルタ版フィルム使用、距離計連動、フィルム自動ストップとほぼライカと同じ仕様。
リコー16ゴールド 望遠レンズもついている。
シャラン ローライフレックス デジカメ版。
ジェムフレックス レオタックスと同じ昭和光学製 しっかり作られています。
またおもちゃに戻ってドラエモン ステレオカメラ
こちらはキティちゃんカメラともに110フィルム
お気に入りがこの卵型カメラ、タマカメですね。ラジオもつくようになっている。
ご存知缶カメラ、スケルトン、内部構造がよくわかる。
初期は250缶で110フィルム、後から出てきているのは350缶で135フィルム。缶の太さでフィルムサイズアップ!
今日は国産カメラということで持ってきましたのが
パールⅠ(S.25)単独距離計ヘキサーf4.5 75mm付
パールⅡ(S.26)連動距離計ヘキサーf3.5 75mm付

なぜⅠ、Ⅱと持ってきたかというと
パールⅡのレンズはf3.5 75mm付であるがコーティングの経年変化で痛んだものが多い
Ⅰ型のヘキサーf4.5はかなりキレイなので交換した。
レンズは1本1本焦点距離が異なるのでレンズにシムを入れて無限大を調整。
前群の中間に0.05mmのシムリングを入れ∞を出した。
ヘキサーは良くできていてレンズはすべて鏡枠に入っていてねじ込むだけになっている。前2枚の間にシムを入れ無限調整している。パールは昔から好きなカメラで若いころパールⅣを使っていたが自動巻きと目がよく壊れる。性能は良いのだが。巻き留めが壊れると全く動かなくなる。それでⅣ型はやめました。スプリングカメラは好きでマミヤ6なども持っていますが、パールが軽くて一番いいですね。
針穴写真機でつい最近ワイド75ミリ相当で写したかったのだがどうもケラレル、よく調べると蛇腹でけられている。仕方がないので90ミリ相当までか?できれば高感度フィルムで1/10Secでシャッターを切りたいが、コダックでは手に入らず、イルフォードは現像のデータが無いので手を出せずにいます。〇K林氏

京セラ230AF 35-70ミリズーム付
京セラ最後の世代のAF一眼レフ 安っぽいデザイン。だけど意外とよくできている。
電池の消耗を抑える機能(シャッターを切ると電源OFFに、そのあとシャッターボタンに触れるとONになったりする)があったり、何より脅威のアダプターがあるのだ。
1.6×AFコンバーター。
キョウセラブランドAFマウントはヤシカコンタックスマウントとは形状が異なる。
で、それ以前のMFのヤシカ、コンタックスマウントレンズ群がこのコンバーターを介するとAF連動して使えるというアクセサリー。
ニコン、ペンタックスでも同様のテレコンが存在するようですが、同一マウントのテレコンに対しこちらはマウント形状違いのテレコン。AF黎明期、AF化が期待薄に感じられたツァイスユーザーには熱い視線を浴びたのではないでしょうか?
ミノルタ オートワイド ロッコールf2.8/35mm ケース付き
結構珍しい?カメラ、ケースのデザインが変、なんだかすっぽんの甲羅みたい。
この時代のカメラらしくギミックもいろいろ。
LV方式のシャッター採用機の中ではLV値の変更が容易なシャッター、絞り変更ダイアル式
アンスコ マークM 50mmf2.8
リコー999の輸出仕様
レンズ交換式。すごくかっこいいデザイン60年代のアメ車のようなデザイン。
現存数が少ないのが残念。
ワルツ35S Sコミナー48mmf1.9付
珍品?巻き戻しのクランクが面白い。ファインダーは大きなガラスブロックを使用。
結構よくできている。 カメラ図鑑に記載なし。
ゼノビア35 O-へスパー f2.8 46mm
ゼノビア最初で最後の35mmカメラ
コニカⅢのようにフロントレバーで巻き上げる。
難波神社の骨董市で発見。あまり良い状態ではなかったが感動品に仕上げた。
オートテラⅡB プロバーf2.8 44mm
H氏に譲っていただいた。秤メーカー製作のゼンマイモーター内蔵珍品カメラ。
巻き上げ不調は噛みこんでいた折れたねじを取り除くとうごくようになったのだが…
巻き上げてシャッターを切ると、何も起きない。鏡胴横についている謎のレバーを押し下げてみると、
シャッターがチャージされ巻き上げの動作音が。思わずなんじゃこりゃ?
巻き上げはフィルムのみ、シャッターチャージは手動と、これじゃ売れなかった?
カロ140 プロミナーf1.4 50mm
コルゲンコーワでご存知のコーワが作ったレンズ交換式レンズシャッターカメラ
大口径レンズが装着されたすがたはイカツイデザインと相まって威圧充分
レンズマウントが華奢なのが不安。

〇撫象氏
今回、ついにカラープリントに挑戦しました、私自製の現像タンクを使用。
カラーともなると暗黒の中での作業となります。
一番重要なのはやはりネガの仕上がりですね。
試してみましたところ得られた経験則は、ISO100よりISO400のほうが色が出ますね、また色合わせも400のほうが楽です。
また室内での撮影は色を出しづらい。
道頓堀での撮影で、色とりどりの絵では濃く焼くと色ノリがよいですね。
カラーはいいフィルムに限ります、感度の良いフィルム、新鮮なフィルム、新鮮な現像
これに限ります。
何かにつけて、暗室作業は楽しいですな。
カメラ薀蓄話
日本製カメラをまじめに考えて持ってきたのが有名なチェリーというカメラ。明治36年小西六
日本製のカメラで初めて商品名チェリーがついたのがこのカメラ。
その翌年出たのが少し大きい手札判。
乾板が入っていて、引き落とし、あるいは掻き落とし式という
ボックスカメラ自体も英国式のカメラを真似たもので絞りは回転絞りがついている。
今回紹介しているカメラは大正年間あたりにベスト版ロールフィルム兼用に改造されている。
大阪で有名な上田写真機店(上田貞次郎氏)カメラを輸入したのか作らせたのか、パール(PEARL)というカメラ。
大阪市に戦前の大阪を映した風景を写した乾板を寄付している。
カメラを製作した工場がどこにあったのか誰も知らず、メーカーと認められていない。
日本製カメラ黎明期のお話。
来月のテーマはカメラ資料、工具、手作りカメラなど。
例会終了後は忘年会ですぞ!