大阪手作りカメラ 第400回例会です。ラニーニャ現象の影響で記録的な寒波により寒い日が続いていますがようやっと気温も緩みつつ有る土曜日でした。
今月の例会テーマは2眼レフです。私ミモヤンが運営に携わり不慣れによりテーマが周知できていない様でご迷惑をおかけしております。
また、今回の例会には嬉しいことにフィルムカメラに興味があるという女性が、おもかめ王国国王3ちゃんの紹介での見学があると言うじゃないですか。ぜひご入会いただきたいなぁ。
今月の司会は慈照さん。では、発表です
撫象事照生山人さん、司会ご本人に促されての発表です
前世紀に期限の切れた(’94 Sep)ネオパンF(ISO32)の使用報告を、不定期発行の慈照日日新聞による道頓堀川譚、三角形 高見山発表です。
使用カメラ ニコンF6 1:1.4f=50mm
フィルム現像 コレクトール1:3希釈 20° 5分
キングベルト式タンク
暗室機材 Fuji EE Enlarger
印画紙 Fuji FM
現像液 コレクトール1:1 ワンショット
つづいてH本さん
持参カメラはホルガ135TIM シャッターは単速のステレオカメラ
レンズ周りのデザインが顔のような可愛いカメラです。
つづいてはるばる名古屋から参加の Rose-Thorn さん、ローライフレックス2.8Bの珍品ビオメターを発見入手され手入れされたものをご持参頂きました。
以前から探していたものをようやく見つけ、この機を逃してなるものかと、eBayオークションの終了時間に
アラームをかけて手に入れたということです。
ローライフレックス 2.8A のテッサー F2.8 は写りに不満があるということで、当時東独ツァイス・イエナ製
の5枚構成ビオメター 80mm F2.8 を搭載したのが 2.8B 、生産台数は極端に少ないそうです。
バヨネットもひと際大きいⅢ型になりました。
また、ローライフレックス 2.8B はピント調節ノブの径が小さく、そのままでもスムースに操作できるが
より軽い力で操作するためのアクセサリー”ビッグノブ”も付けています。
そしてとてもかわいいローライフレックス4X4(戦前型)テッサーF2.8付
アメリカの通販、シャッターバッグで入手後撮影はしていなそうですが、修理に出しところ業者に傷だらけ
にされて腹が立って仕方なかったそうです。
またフレックス 2.8D の0番シャッターを修理しようとしたところ、ガバナー洗浄中に部品が外れてしまい
修理不能に。0番シャッターのパーツは巷に無く、部品取り用にリンホフテヒニカとジナー銘入りのボード付
”スーパーアンギュロン”90mm(0番シャッター付)等を入手したものの、いざとなると部品取りには
もったいないような、といって今更4X5を始めるのも?と悩ましいところだそうです。
K林さん、肋骨を痛めているので重たい荷物は無理
と言いつつも…今月も珍品がズラリ
○ツェカフレックス クセナー1:3.5f=75mm付
ビューレンズが50ミリF2.9で画面サイズがほぼ4X4とコンパクト、その分ピント合わせが辛い、使いづらいカメラです。
○リコーフレックスダイヤ オリジナル
メーカーがそれまでの廉価版からの脱却を目指したダイヤシリーズ、その発売を急いだのか、それまで別売アクセサリーとして販売されていた巻止装置を、最近流行りのペンパイナッポーアッポーペンのようにドッキングさせただけのデザイン!すぐにボディ内に装置を組み込んだニューダイヤ(洗剤じゃないよ)にモデルチェンジ
○メントレット メントールスペシャル1:3.5 f=75mm
珍品ですが駄目カメラ、シャッターはフォーカルプレーン
○ヤシカマット ルマクサー1:3.5 f=80mm
ピントがいいと評判、メーカー名は八洲光学のヤシマ銘
○カロフレックス プロミナー1:3.5 f=75mm
シリアルナンバーから見ると初期ロット!ファインダーにコンデンサーレンズが搭載されていてピントは合わせやすいカメラです。
Hさん
ボーナムオークションで手に入れた、その当時ご婦人用カメラの木製2眼レフ”アーチストレフ”
仏壇カメラと愛称で呼ばれていたカメラです
そして1000本以上のフィルムを通したミノルタ オートコードⅢ
このレンズ、11から始まるシリアルのレンズで、この後コーティングが変更された。
おもかめ王国 国王3ちゃん
たくさんのカメラをご持参頂きました、トヨカ35、ホルガ二眼、あまりに多すぎて紹介が追いつきません
ローライミニデジ、イコフレックス、仮面ライダー登場カメラ。
エリオット、あの故大橋巨泉の実家が製造していたカメラなどなど。。。
そして極めつけは、自動現像装置付き 中国製二眼レフカメラ
人民広場で撮影即現像お渡しということですが、どうやってネガポジしてたんだろう?もしかするとポラロイドが販売してたインスタント現像モノクロポジフィルムみたいなものかな?秀じぃフランス ビエーブル村にカメラを買い付けに行った思い出のカメラフレクサレット メオプタ1:3.5 f=80mm付、そしてヤシカ44 フレクサレットはチェコから来た若者から購入、どのカメラも40ユーロと言う、価値が分かっていないんじゃない?
出国時、荷物の重量オーバーで一悶着二悶着、いい思い出です。
SH-Kさん
ロス エンサイン
二眼レフこの会に入った頃、色味、形状がロボットのようで面白く、入手しました。
このカメラは金属製ですがこの後の機種はエボナイト製に変わったようです。
yasu氏
その昔、実家では二眼レフがありましたが、博打のカタでいつの間にか質流れ。
持参したのは大のお気に入りローライフレックス3.5C
ローライナーⅠ、これはポートレートに重宝します。
ダイソーで販売されているブロアーが大変具合が良いです。(メーカー物より良いかも)
MTさん Welta Superfekta 6X9を入手し持参
大阪写真会館内のカメラ店でも”これぐらいの美品は奇跡ですよ”
といわれる一品
とは言いながら、入手したときはかなり汚れていて、修理に出して戻ってきました。
このカメラ、フィルムカウンターが16まであり、ファインダーにも6X4.5対応枠が有る。
ということは6X4.5でも使えそう
でもマスクやら、フィルム送りやら、どうするんだろうと研究中。
そしてソヴィエトのLOMO Voskhod Triplet-48 1:2.8 45mm付 ランタンガラスが良いレンズ!目測でしたので、レンズの距離環表記のメートルに合わせた距離計を入手しました。
露出計がついているが連動?がわからない。1964年から68年の間に58,000台製造されました。
ミモヤン グレビッチ
このブログのプロフ写真にしている正体を発表、使い捨てデジタルカメラに見えますが、実はガチャガチャのおもちゃです
巻き上げギミックとフラッシュがLEDで点灯します。
テーマカメラは日本カメラ史を語る上で外せないリコーフレックス(Ⅶ型です)
2台目の入手ですが、最初の一台は会社の後輩に譲る、その後縁がなかったが出張先の草加で箱付きケース付きでついつい買ってしまった。
ところで京阪電車の”おけいはん”の車内のポスター見られた方いらっしゃいますか?
おけいはんがフィルムカメラを手に、京都を散歩している写真が使われています。
正面から見たシルエットが正方形に近く、ヨーロッパのどこかのカメラのようですが…
みなさん、又見かけたらどんなカメラなのか見てみて下さい。
さて、お知らせです。
先月の例会から議題に上っておりました、手作りカメラクラブの運営に関してですが、会の発表前に参加した会員で話し合い
会の名称を変更することになりました。次回の401回目より、新しい会の名前(古い名前も引きづりますよ―)
となります。
お楽しみに。