根性のステレオ写真 by Jack
さて2年前、ばけぺんことペンタックス6x7を2台担いで山に登って以来、ハッセルに興味が移ってしまったためにばけぺんではステレオ写真は撮っていませんでした。それがハッセルが2台、プラナー80mmが2本になったので「これはもう撮るしかない!」と再開したのでありました。
今回は6x6フォーマットなので、市販のマウントも使えます。と言ってもホルガのプラマウントはなかなか売ってない上にガタガタで、ポジフィルムが落ちてきます。かといって6x7の時のようにいちいち厚紙で作るのも面倒くさいし...
そこで市販のスライド用マウントを買ってきてみたところ、2枚貼り合わせでちょうど幅ピッタリになることを発見。高さがちょっとずれるもののなんとか立体に見えるのでこれを使うことにしました。
左下がプラマウント、上2つが厚紙ではさんだ6x7ポジ、右下がスライドマウント二枚はさみの6x6ポジです。N口さんに頂いたビューワーで見ます。
ところが最近、iPhone用のビューワーが発売されました。これは3D動画用で、Youtubeなどでサイドバイサイド形式のものをダラ見する用みたいです。画面に触れないため静止画ではスライドショーにする必要があります。
そこで左上のようなワキの空いたビューワーを作ってみました。レンズは百均で売っていたオモチャの双眼鏡の対物レンズ。裏返すと歪曲もなく70mmぐらいのところでピントが合います。しかしiPhoneの画面のサイズに合わせて切ってしまったため、いざ覗こうとすると目の幅に合っていないことが発覚!ま、試作品ですのでいいんですけど...
しかもiPadで見ようとするとぜんぜんピントが合いません。こちらは結局前に使ったアナグリフ・メーカーで赤青メガネを使ってみるイメージに変換した方が見やすいようです。
とまあ、こんな楽しいことをやっている発表がいろいろとありますので、興味ある方はぜひ見学にいらして下さい!
1台でも大変なのに2台下げて山に登るとは、一番最初の写真、もう少し大きいとステレオ視やりやすいのですが、アナグリフまでご苦労様です