『36コマ一本勝負・神戸』へ行って来ました
先週の土曜、1/21と22に神戸・三ノ宮で開かれた『36コマ一本勝負』神戸展を見に行って来ました。

これはツィッターで知ったのですが、「ビュープリント」と言ってフィルム一本を丸々ロール紙に焼き付けるサービスがありまして。そのビュープリントをそのまま並べてアートにしてしまおうという試みです。
今まで何度か各地で開かれてきたのですが、今回はファイナルということだそうです。なんでもビュープリントそのものが無くなってしまうために続けることができなくなったとか。それは見ておかないと!と曇り空を見上げながら出かけたのですが...三ノ宮は雨。

展示はご覧のように長ーいロールを様々に工夫して貼り付けたり、吊るしたり、アンドン風にしたり...コマ数にこだわらずスリットカメラで電車ひと編成丸々撮ったものもありました。かなり自由っぽいです。

元々は1本36コマなら36コマをひとつのテーマで撮り切るというものですが、まあ露出失敗とか横位置の中にひとコマだけ縦位置が混じってしまったり、大きなものを望遠で切り取ってモザイク状にするなどはなかなか難しそうです。

これなんか、円周率パイの数字をずっと写真で綴っているのですが、ひと桁2が抜けているのが残念!
遊びと言うか自由な表現が楽しい写真展でしたが、フィルム向けのサービスがどんどん無くなっていくのはとても残念なことです。
(1/26追記)搬入時のビデオがありました。作品の様子がわかりますね。
こと経済が絡むと厳しい現実は今に始まったことではないんですよね。
つらいです
先日販売されたロバート・フランクの「THE AMERICANS,81contact sheets」も、ネガそのものからの密着焼きで、コンタクトシートに赤鉛筆で印まで、面白そうなので買おうと思ったら15750円!思案中です
キャパのノルマンディーにルネ・ブリのゲバラ、ほかにもブレッソンなど著名なカメラマンが一杯

でも、フイルムカメラの魅力と愛情は何時までも残るものですね。
しかし、35㎜フイルムは当分のところ大丈夫のようですね。

天牛書店で見つけて、5000円だったので思い切って買ってしまいました。
新品同様でしたがまともな値段なら買えません...
フィルム写真はデジカメのように消して撮り直してがないので
緊張感があるというか、特にこの一本勝負は全コマつながってて
ひとつのテーマということなので、デジカメでやるのとは訳が違うのです!
以前、興味を示していただいていたのに、神戸展は急に決まり、お誘いすることができませんでした。申し訳ありませんでした。
書かれている通りビュープリントという素材を使うこと以外は、自由に作品を作ることができます。実際に撮影していると30枚を過ぎたあたりから、「これで失敗すると最初からやり直しか!」などと思うのでものすごい緊張感を感じます。それを越えて作品が完成したときの思いはひとしおです。
夏前にはペンスケッチ展8も開催されると思います。また、よろしくお願いします。
