蛇腹で針穴 by Jack
さて私もセリでは蛇腹カメラのボディを手に入れておりましたのでその後の報告です。
実はオマケの古本のほうが多くなったので帰りが大変だったんですけど、幸いT岡名人の手によって改造されておりましたので使えるようにするのはわけもありませんでした。

...なんてはずもなく、けっこう色々と大変ではあったのですが、とりあえず当初の目論見通り針穴カメラとして使えるようになりました。詳細については私のブログ「別館」にて。

何が大変といって、ブローニーフィルムが使えるようにしてあったといっても、元がコダックA-122フィルム用でスプール幅が違いますからスペーサーが必要だったということ。これはPOM樹脂棒を削って作りました。

またスキャナにかける際に、フラットベッドスキャナ付属のホルダでははみだしてひとコマ全部スキャンできないので、ホルダも作る必要がありました。これは百均で買った色紙の用紙がちょうどいい厚みでしたのでこれを使いました。手軽に買える極厚紙として重宝しますよ、これ。
とりあえずモノクロで撮ってみたのですが、6cm×14cmの広大な画面にもかかわらずまんべんなく撮れていて、さほど周辺が落ちるとかソフトになるとか、あまり針穴らしからぬ結果になったような...蛇腹を伸ばして150mmでは135換算44mmぐらいの画角になるようなので、もう少し縮めて広角になるようにしたらどうだろうと思います。

明日は晴れるようなので、カラーネガでやってみようと思います。

穴の大きさと、露光時間はどれくらいですか?
針穴計算サイトによればフォーマットサイズに最適なのは0.43mmと出ましたが、そこまで器用に調整できないので...
もっと周辺が落ちるとかボヤ~っとした出来上がりを想像してましたが、案外ちゃんとしてたので逆につまんないなあ、と(笑)
曇りの日の出前後でしたのでEV8~9ぐらいで刻々と変化しましたから露光は16秒~4秒でした。今朝はカラーで行って来ましたけど快晴でEV13以上あったので8秒~3秒という感じでした。

