第324回 大阪手づくりカメラクラブ 例会
jackです。例会翌日から出張で、行った先では忙しくて夜は手が付けられませんでしたのでズルズルと遅くなってしまいました。お待ちかねの皆様、たびたび遅れてすいません~
本日の司会はN島氏、会長キューちゃんは今月も欠席。そのせいか気のせいか出席者、発表者ともに最近少ないような...私は先月忘れててすっぽかしただけですから。
恒例のI井商店出張販売はご本人の都合で遅れてくるとのことで開店されないまま例会スタート。
トップバッターはH山さん。
カメラに関しての発表はなしで仕事先での不思議な体験談、とでも言いましょうか、巨大な養殖ダチョウ(?)がビビって飛び跳ねて怪我したため補償を求められ、すったもんだの挙句に冷却スプレー代だけで済んだというお話。
続いて私・jackです。

まずフラッグシップ機ということでコンタックス35mmフィルム機最後の一台、CONTAX N1と、ソニーのαシリーズで恐らく最後の光学ファインダー機と言われ先日ディスコンになったα900を紹介。
他にジャバラの折り方の研究、ストロボにつけるディフューザー(スポット、スヌート)を黒ストローで作っちゃった話などを発表。

特にジャバラは八角形でサイズが変わる除変タイプまで設計理論を確立したものの、それより厚紙をゴムスプレーで補強する方法に質問が集中。これは「PLASTI DIP」(プラスティ・ディップ)という製品で現在は直販サイトもありますが一般的なホームセンターで工具売り場か塗料売り場にあると思います。Amazonでも売ってました。
ジャバラの補修用にはカー用品店で売っている「ホルツ・ブラックシーラー」というのもよさそうな気がしますね。
次はK林さん。
フラッグシップとしは旧・東ドイツのカールツァイス・イエナ製ペンタコン・スーパーを二台、450枚撮りモータードライブつきとパンカラー55mF1.4つきの珍品を紹介。

パンカラー50mmF1.8は私も持っていてよく見かけるのですが、この55mmF1.4は見事なまでの黄変個体で、モノクロで撮るととてもよく写るそうです。
それにしてもこのカメラ、シャッター幕だけ金属で巻き取りリボンが布、しかし1/2000でシャッターが切れるとか、レンズの絞り値などを見る覗き窓が視度バラバラとかとても変わっているあたりK林さんのツボらしい逸品でした。

その他クイックリターンミラーながら絞りが閉じたままになるというミノルタ初の一眼レフSR-2、これまたファインダーがとても見やすい珍品ヴェラマチックを紹介。
Mさん
フラッグシップとしてはニコンF3、これが動かない状況ではどのカメラでも撮れないと言われて北海道までラッセル車を撮りに行ったが全く問題なしだったという話。
高級コンパクトカメラのGR-1sは先月の例会からシャッターを切ったのは2回だけとか...

今日もブロンプトンに乗ってきたMさんですがなぜか会議室内にはブロンプトンが2台。あまり例会やブログでいいよいいよと言うのでYさんが買っちゃったとか...暗室部会に続き近々ポタリング部会ができるとかできないとか?

白髭さん
ピカピカのマミヤC330を紹介。

新聞社時代にマミヤC220を使っていたが、欲しかったので余裕が出た時に298ドルで買ったもの。ローライなどに比べて巻き上げが重くて、実はあまり使っていないのでピカピカという話。
N波さん
昔からフラッグシップには手が届かない、航空母艦に例えれば哨戒艇ぐらいしか、と謙遜しながらブロニカETR-Sを紹介。

645フォーマットで標準ゼンザノン75mmつき、フォーカルプレーンシャッターではなくレンズシャッターなのでとてもコンパクトで持ち運ぶには良さそうですね。ずっとこの一台を使っているそうですが、とても大事にされている様子でとても綺麗です。
H井さん
まずハッセルブラッドSWA(Supreme Wide Angle) 1954年製を紹介。一台目は38万、二台目は16万だったとか。SW以降ではノーネームになっているファインダーがWestGermany銘になっているのが珍しく、また一番の売りであるはずのSupreme Wide Angleはハッセルブラッドのネーム上に小さく入っているだけというのが面白いとのこと。

ファインダーに被せてあるのは水準器付きのフレームで、ファインダー本体より高いという珍品だそうです。アルミのカブセキャップも珍しいものらしいのですが、遠い彼方の世界の話みたいです...
レンズシャッターであるもののフィルム巻き上げとは連動していないため、ちょっと使いにくいそうですが持ってみるとバランスが良くて、ぜひ一度使ってみたいと思う逸品でした。
もう一台はハッセル1600、1953年製で非常に数が少ないタイプ。本当に珍しいものは白ハッセルと呼ばれ巻上げノブが白いもの。所有する7台を修理する際にたまたま白いノブを手に入れたものの回転方向が逆になっているなどすごく凝っているという話。
お天気予報官Yさん
お持ちの3台のNikon Fブラックからニューブラックが出る直前のモデルを持参。

ほとんど使っていない感じでとても綺麗な個体。F3は1980年発売から半年くらいして買ったもの。ニッコールAI-Sで一番評価の高い85mmF1.4つき。

その他ベローズ専用のニッコール-P105mmF4つきベローズを持参。
H本さん
特に何もやっていないと言っているその手には、先ほどGugu-Gammoさんから渡されたレンズが...
I井さん
今日は用事があるとかで蛇腹カメラと二眼レフのみ持参。蛇腹カメラは大阪市内でも補修をやっている所がなくなってしまったのでお先真っ暗とか...やるか?>自分

蛇腹カメラはスーパーイコンタA、テッサー75mmF3.5レンズのシリアルナンバーでは1930年ぽいのですが、645のスーパーイコンタ530は1934年から...?どちらにしても状態がとてもよくきれいです。
もう一台はアルバダファインダーが特徴的なイコフレックス。戦前のものということはI型でしょうか...?
ミモパワーさん
タミヤニュース別冊として販売されていたヨーロッパの戦場写真集の紹介。戦前のものなどライカで撮られたのではないかと推測。

フラッグシップとしては中級くらいのフジカAX-2とAX-5を持参。フジカ最後のAX-5はマルチモード装備。
N口さん
3D関西の作品展示会があるとの告知。10/19-23、西宮市民会館1Fのギャラリー・アミティで10時~18時(最終日17時まで)です。

持参カメラは借り物ながらローライ製の6×13三眼式ステレオカメラ。テッサーF4.5つきで写りに期待しているとのこと。
H本さん
何も無いそうです...
PUSH-PULLさん
まずはパソコンの話。スティーブ・ジョブズが亡くなって、以前から使い続けているMacがらみで追悼番組で脳科学者とIT社長の喧嘩があったという話。
持参カメラはまたまたニコンF3。本格的にカメラを使い始めたのが40代で、ようやく自分のために買ったカメラだそうです。

ウエストレベルファインダーつけっぱで今回持ってこようと思ったらシャッターが切れなくて慌てたとか。電池切れ程度でもちろん直ったそうです。
yasuさん
誰も持ってこないだろうと踏んでハーフのフラッグシップ、ブルーの貼り革の綺麗なオリンパス・ペンFを持参。見事に当たりです。

gugu-gammoさん
セレクトさんに4年前から並んでいたコニカ最後のフラッグシップ、ヘキサーRFをわざわざ買ってきた?とか。実は真空管を売却したらこれが買えたということでした。

ここで白髭さんから会長の近況報告。体調はだいぶよくなったもののベッドから落ちて頭部に6針縫うケガをして通院しているとのこと。会員からなぜ落ちたかに疑問が集中、看護士さんのオシリを追いかけてたのでは?という声が...
以上、やっと出張中にたまりまくった仕事を片付け、明日から代休に入るjackでした。
#写真はSONY α900+ミノルタAF50/1.4New

私の場合はJackさんのように録音機を持たず簡単なメモだけなので、すぐに書かないと完全に忘れてしまいます(笑)
要点は谷の部分がダブルので天は横に出し底は下に出せます。
繋ぎ目は角に持ってくると厚く成りすぎるので下か下角に寄ったところがよいと思います。
後は先細にする時、どのような図を書けばよいのか判りません。

以前の記事では計算ずくでなんとか先細タイプまで作ったものの、今思えばカメラ用の蛇腹としては無知だったなあと反省しております。
http://tedukurica.exblog.jp/14695283/
継ぎ目は下に斜めに合わせると、たたんだ時厚くなりにくいようです(push-pullさん作を参照)