第322回 大阪手づくりカメラクラブ 例会
今回のテーマは『変わったカメラ』。例年8月の例会はお盆との加減で欠席される方が多いとかでいつになく少ない参加者14名...まずは会長代行H井さんの挨拶。司会はyasuさん。
トップバッターはH井さん。ながーいビューファインダーが特徴的な折りたたみ式の一眼レフカメラ「ENSIGN Folding Reflex Model D」の発表。明治時代、1914-1920年ごろのものらしいですけど意外と操作はカンタンなことに会員一同から驚きの声が。木製と思ったらなんとアルミ製フレーム採用とこれまた驚きの構造!
続いて天気予報官Yさん、ブロニカ用のNIKKOR 45mmの発表。ハッセルのほうが高いけれどこちらの方が性能がいいとのこと。
次はM井さんが帰られてしまったのでN波さん。オリンパスEP-2のファインダーだけを購入し、Diax(1951年モデルのようですね)に取り付けてみたらアクセサリーシューが曲がっているのかファインダーが曲がっているのか...
もう一つはあまりの写りの良さに驚いたという22mmプラスチックレンズつきのトイカメ「clover san(クローバーサン)」。実は私も「olive san(オリーブサン)」という35mmレンズつきのモデルをコンテストの賞品でもらったんですけど、このシリーズは安いながらしっかりした作りで写りもなかなかいいらしいんです。
続いてM本さん。持参したカメラはCanon FTbと月並みながら、レンズが変わっているという話。TAMRONのオートフォーカス・ズーム70-200/F4なんですが肝心の本番でAFが作動しない...電池切れ?本人曰く「おかしいなあ...」
もう一つは1,800円で買ったデジカメ、一応Leica エルマリートが付いてるのがこんな値段で...という話。そして極めつけ、行きつけの歯医者は治療費をまけてくれる上にポイントカードがあって20回行くと2,000円お得になるというシンジラレナイ話を発表。
次は白髭さん。10年前に仕事などで使っていたNikon F90、久しぶりに引っぱり出したら外装がとろけて粘っていたという話。聞けばF90に限らず、この年代のものはEOSもSIGMAのZEN塗装もカバンの内貼りも、いろいろとあったという残念話が次々と...
私のミノルタα-7も、シグマのAPOマクロもそうでしたけど、経年変化によるいわゆる加水分解ですね。アルコール等で拭き取るしかないと言われてます。それにしてもメーカーに言って代わりにもらったフタがこうなって、なので欠陥じゃないのか?とは誰もが納得。
続いてPUSH-PULLさん。デジカメを落として全部ピンぼけになると修理に持って行ったらマクロモードに切り替わっていただけという話。本体より取説のほうが高かったというオチつき!
もう一つは小さなトイデジ、「Eazzzy~!」という名前が怪しげながら動画がとてもきれいに撮れるとか。
何十分も動画が撮れてボイスレコーダーとしても使え、充電用のACアダプタもついて実売二千円ちょいで買えるのは魅力的。手ぶれが激しく静止画がイマイチというのはちょっとマイナスポイント...というかそれが二千円クォリティなのでは?
そしてYueさん。最近自転車で回るときに使っているRICOH GX2とオリンパスのペンEE、Lumix GF1を持参。
その他として前回に続き自転車を持参...折りたたみなので電車と自転車を組み合わせてどこへでも行っちゃうという、ある意味ドラえもんのどこでもドア的なアイテムか。体型似てるし!
お次は洋行帰りのひでじぃさん。路面電車見たさにポルトガルへ!...帰国してケガしたとかで左手に包帯姿でしたが、その白さと似合うライカコピーのゴージャスなカメラを紹介。
続いてK林さん。ASTRAFLEX IIとFOCA FLEX2種を紹介。
ASTRAFLEX IIは元々PRIMAR REFLEX II(Primarflex II)だったものを西側への輸出用にネームプレートを貼り換えたらしいだけでなく、ハッセル1000Fの原型ではないかと言われるとても変なカメラだそうです。K林さんのところにはなぜかこんな変なカメラばっかり集まるんだそうで...とっても謎です。
FOCA FLEXはレンジファインダー風のボディにちゃんとプリズムミラーが入っている立派な一眼レフ。ほかにも巻き上げやシャッターボタンがフラッシュサーフェース化されたデザインということでフランスらしい?仕上がりになっています。もう一台のFOCA FLEX オートマチックはEEの動作にかなり癖がある、立派な変カメだそうです。
その他イタリアのI.S.O. Bilux、Iriar 5cmつき。シリアルNo.4と試作機らしくいろいろとK林さん好みの不思議な仕様が随所に見られる一品です。「なんでこんなところにコレが~♪」楽しそうですネ。
そしてお待ちかね、変カメといえばおもカメ国王三ちゃんさん。
今回は接写専用のポラロイド、8連写のポラロイド、缶カメラ、タイヤカメラ、数々のトイカメ、写真店用ポスターなどなど...ご本人も分からないものもあるとかで、毎度のことながらとても説明しきれません<(_._)>
続いてN口さん。SONYのデジカメとElcaを発表。Elcaは10年ほど前にebayで買ったものだそうですが、その後I井商店で同じものを買ったので二台あるんだそうです。
SONYの方はシャッターを二台連結したステレオ撮影専用機で、レンズの間隔が非常に狭いのは接写専用設計だそうです。
ここで白髭さんより会長・キューちゃんの病状報告。退院したものの長らく不調が続いており、今月の例会も参加するという話でしたがパソコンをさわる元気もないとのこと。回復を祈るばかりです。
そして私・jackの番です。最近ブログでも紹介したなんちゃって魚眼のほか、ジュラコン(ポリアセタール樹脂)で作ったφ70mmのレンズキャップ、最近入手してハマったCONTAX N1を紹介。
その後ハンズで樹脂用染料を入手したものの、CONTAX AXのジャンクを入手してしまいそっちに気を取られたためまだ染めてません...
大トリはYasuさん。今回はFOCAを持参、かぶせ式の純正フィルタを入手して悦に入っているそうですが、外出中に純正ラバーフードを落としてしまった残念話を披露。2つで1万円!それは痛い...しかし会員からは「落とす奴が悪い」「溝に蹴り落とされてるわ」「他所の塀の中に放り込まれてるわ」と冷たい声~
それにしてもフィルタつけてフードつけるとレンズの中にある絞り値が見えないという残念仕様。やはりフランス?
と、ちょうどここで会長からH井さんの携帯に着信。今日は話ができるほどには元気なようで一同ちょっとだけ安堵の表情でした。
閉会後、二次会はつぼ八が閉店以来ジプシー状態でしたが、このところ東心斎橋の天狗、白木屋あたりで定着してきた様子。引き続きカメラ談義に花が咲きました。
以上、写真と文章はjackでした。次回をお楽しみに~