現代ラッキー引伸し機事情 by Jack
例会で報告した通り、昨年末からじわじわと焼き付け環境を整えつつあります。今どきだから安く手に入るものの、今さらなのでなかなか手頃なブツがなく見つけたら買え!みたいな感じで頑張っています。
その引伸し機ですが、オークション等でいろいろと出品されているので本体は意外と安く手に入りました。しかも手当たり次第に入札したのが
60Mはイーゼルや電球も含めほぼ全部揃っていて、レンズもラッキーの50mmF4.5とフジナー50mmF4.5つきでした。90Mも電球がない他はほぼ全部あり、こちらもラッキー50mmつきでした。ベース板がないのは仕事机の端に穴をあけて直に設置しました。インテリアとしては写真好きらしくてカッコいい!かも。(写真ではVOSSがついています)
さて、先日も話題に出てましたネガキャリアですが、結局60Mと90Mではどちらも差し込めず、互換性がまったくないことが判明しました。60Mについていたのは35mmのマスクが取り外せるようになってましたが35mm専用の様子。90Mについていたのはガラスつきの35mm用、ただしこちらはマスクを外すと6x9用になり、しかもピント合わせ機構(?)がついている優れものでした。オークションでもケンコーのオンラインショップでもガラスなしのものが単品で数千円から1万円以上しますから大助かりです。
で、この仕組みですが、ネガキャリアをちょっとずらすと2本の線が見えるようになっています。この線が1本になるようにピントを調節すると、それが合焦点という具合です。これだとピントルーペが要らず、とっても楽そうです。
レンズも3つで1,980円とか信じられないような(もちろん実際はカビ玉でしたが)値段で手に入ったので、会長から譲っていただいたシュナイダー・コンポノン-S 80mmF4(ややバル切れあり)も合わせると50mmから105mmまで揃いました。これなら6x9でも焼けそうです。
さてその格安レンズですが、バラして磨くと特に問題なさそうでした。シュナイダー・コンポノン80mmF5.6、VOSS 75mmF3.5、Vivitar 105mmF4.5といった古いレンズですがいずれも絞り羽根が多く、ヘリコイドをつけてA井さんから頂いたM39-M42変換リングで取り付ければなかなかいい画が撮れるのではないかという気もします。まあこのコンポノンはM39ではなくM25なので、また旋盤回さないといけないですが...
今日は90M用の電球、100V150W(右)が届きました。こういった電球はスイッチ入れてすぐに明るく点灯するようなものだそうで、左の60M用(100V100W)にしても形状が特殊です。富士フィルムのは半値ほどで売ってるのですが合わないのも困るので仕方なくケンコーのオンラインショップで、しかしアウトレット品を購入。それでも電球が1,800円って...
ところで例会で発表したHCLのネガホルダーよりiPhoneのアプリがウケたのはちょっと意外でしたが、あれ、ライトボックスだとはっきり見えそうですね。アプリは「Realtime FX」といって、iPhone内蔵カメラ機能を使ってネガポジ反転写真を撮れるものは山ほどあるんですが、リアルタイムでネガポジ反転像が見えてしかも無料というのはちょっと他に見当たらないのです。これはこのアプリで撮ったものですが、カラーネガだとオレンジベースでもこんな具合に見えるんで、内容確認するぐらいには使えますね。
...ということで、「ラッキー引き伸ばし機ぐらい知ってるわいっ」て方は多いと思いますが、藤本写真工業事業部としてケンコーの一部門になっているものの販売・サポートは継続しているのまでご存知の方は案外少ないのでは? 今からでも始められますので、大阪手作りカメラクラブ・暗室分科会へご参加下さい!
(...あれ?私は入っていたのだろうか、まだ暗室できてないのに)
※以上、写真はすべてiPhone4内蔵カメラ
いよいよ暗室と水回りですか、こちらは買えば済むものでは無いし大変ですね
れっきとした暗室でプリントしてました。
もちろんモノクロで仕上げは親父の仕事の廃材でパネルにまで・・
あの酸っぱい匂いは青春の思い出です(笑
今では停止液に酢酸ではなく水洗と教えている写真学校もあるらしく、
匂いは回避できるのかも知れません。水道なんとかしないといけませんが...
風呂場かなあ、やっぱり。
切らした時に緊急用として料理用のお酢を使ったこともありますねえ。酸性定着液を使う場合には、停止処理をせずに済ませたりします。ただし処理液はこまめに取り換えないと。~('O')~
\(^o^)/\(^o^)/
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.。o○-->大阪手作りカメラクラブ・暗室分科会へご参加下さい!
(...あれ?私は入っていたのだろうか、まだ暗室できてないのに)
私が高校2年生の時(昭和38年)初めて買った引き延ばし機が、「ラッキーBSカラー66」で、これの前のあるいは、前々のモデルでして、支柱はまだ円筒パイプでした。
このためランプハウスを180度反対にセットすれば、床下で全紙大が伸ばせたので、よく鈴鹿で写した自動車レースの写真を木製パネルに水張りしていたもんです。