第307回 例会 平成22年5月
ブログでの盛り上がりから例会前に撮影会に発展
と言いましても、カメラ担いでぶらぶらしただけですけどね。
それが面白いのですけれど。
例会はいつもどおり開催
恒例の競りと今井商店さん欠席がちょっと寂しい。
司会はGuGuGammo氏
今回の御題は標準レンズ。
発表はキューちゃんから。

まずはお勉強。標準レンズの定義とはっ?
先生、試験で出るのは何処ですか?
キューちゃんの手作り3連作
子供の科学ならぬ大人の科学のキットカメラのレンズに我慢ならずに
コニトール(コニレッテ)、ノヴァー(出展は聞きそびれ)、シュナイダー アンギュロン65ミリF6.8(リンホフですか?)

例によってインフばっちり。
白髭さん

”42枚の年賀状”写真展も無事終了
記帳していただいた方だけで300名超!
柔和な顔が、素敵な白髭さん一家の家長らしい。
で、御題の標準レンズは、白髭さんの愛機の40Dの標準として紹介されたEF28ミリF1.8
APS-CサイズのC-MOSセンサーではこの焦点距離が標準画角になるようですね。
単焦点で取り回しも楽でちょっとした持ち歩きに使うそうです

愛機を手にすると、突然プロの鋭い眼光に!
ひでじぃは、堺の方違神社に用があり、”ゲコ亭”ツアーに途中参加。
発表レンズは学生時代、てっちゃんとして日本全国を旅した頃の相棒
父親に買ってもらったというペンタックスSVとそのカメラについていたスーパータクマー55ミリF1.8
あるときカメラを池ポチャ、引き上げてレンズを乾かしたら、レンズだけは元通り動くようになったのだそうで
♪今はもう動かない、そのレ~ン~ズ♪ですが、手元に置いているそうです

水没暦ありのSTタクマー55ミリF1.8と、焦点距離表示とF値表示が黄文字のSTタクマー55ミリF2
絞りリングにも注目
ミモヤングレビッチは、”ゲコ亭”ツアーの水先案内人に指名されましたが、土地勘まったく無し、
PUSH-PULLさんと二人ならどうにかなるとタカをくくっていましたら、なんと総勢7名のツアーとなり冷や冷やどきどき、jackさんyueさんの土地勘のある方が参加されていてどうにかこうにか役目を果たす?
持参レンズは、銘板の表示が黄文字のスーパータクマー55ミリF2
地味なレンズですが、よくあるスーパータクマーの絞りリングと絞値の順が逆です。
やまひら氏の指摘で気づきました。
Kさんは珍しいスウェーデン陸軍航空隊用プラウベルの航空カメラ。
60台の生産台数だとか。

レンズ、フィルムバック交換可能なカメラで、標準レンズであろうプラウベル アンチコマー100ミリF3.5が付いている。
故障品をオークションで入手、修理。交換レンズは手に入らないだろうなぁ、とのこと。
もう1台はKGBのスパイカメラF-21
こちらも故障品を山西会館の交換会で入手
ゼンマイモーターの作動音も小さく、外套のボタンに仕込むようになっているようで
レンズカバーはボタンの意匠になっている


Sカワさん、久しぶりに登場

名人HなTさんは、コンパクトデジカメ用に液晶フードを自作

黒い和紙を折り仕上げ、カメラの三脚ネジ穴を利用してカメラに固定させる
お題の標準レンズはオリンパス ペンF用の明るいほうの標準レンズZUIKO40ミリF1.4を持参

jackさんはヤシカコンタックスマウントの、プラナー50ミリF1.4と50ミリF1.7を持参
F1.7は日本製のものしかなく設計も新しい、以前に雑誌でT*コーティングをはがしてテストしている記事を紹介
そしてjackさんのブログでも紹介されている京都の流鏑馬の予選会をソニーアルファ900にプラナー50ミリF1.4で挑戦した流し撮りのプリントを披露

近距離での流し撮りは流石に難しく、被写体を中心で捉えられなかったが、流石はプラナー
周辺部分のトリミング引き伸ばしでも見事に解像していました。

jackさんも”ゲコ亭”ツアーに参加
最近入手のペンタックスESⅡと標準のSMCタクマー(55ミリF1.8ですか?)で参加。
その結果は既に紹介されていますね。
jackさんが堺の地理に強いので大変助かりました(ツアコン ミモヤン談)
標準レンズと言っても、人それぞれ捉え方が異なります
YASUさんは自身の標準レンズとしては35ミリの画角が標準になるそうですが
今回はあえて世間一般の標準レンズにこだわり、キャノンFLマウント時代の初期のFL50ミリF1.8を
キャノンFTブラックに取り付けて、”ゲコ亭”ツアーに参加し、発表

直線基調デザインのFTボディがブラック仕上げ、ヤレ具合からさらに精悍さを増しています。
N氏はこちらも”ゲコ亭”ツアーに、アサヒフレックスの標準レンズタクマー50ミリF3.5で参加
これはL37のアサヒフレックスタクマーをM42に変換、それをM42-ヤシカコンタックスADを介し
さらにヤシカコンタックス-EOSアダプターにてキャノン50Dにマウント
M42-ヤシカコンタックスADは、ペンタックス純正のM42-Kアダプタよりも優れていることを力説

N波さんは、最初に手にしたカメラのレオタックスについていたヘキサー(50ミリF3.5ですよね?)
についてのお話

PUSH-PULLさんは”ゲコ亭”ツアーの真のプロデューサー
ツアーにはエキサクタにテッサー50ミリF2.8で参加

あらためてエキサクタが一眼レフの元祖であることを身をもって体感したとか。
PUSH-PULL氏持参カメラ2台

H井さんは、標準レンズは28ミリ派。これに慣れてしまうと50ミリ(ここまで省略してきましたが、ライカ版での話です)が長く感じて仕方が無い。
ワイドレンズのほうが引きも、また寄りたいときは被写体に近づくことで、標準にもなる
写真上達にはレンズ1本が近道!のありがたい(耳の痛い)後託宣を頂きました。

A鉄工所さんはコンバーチブルレンズのセットを披露

レンズブロックを組み合わせることで数種類の焦点距離を賄うというれんず
そしてイマゴン、タンバールのレンズ群も持参

オリジナルも、EOSに組み合わせる改造レンズも持参、天気予報官Y氏とああでもないこうでもないとレンズ談義

オオバヤシさんは、モデルさんのミス日本との思い出話

yueさんも”ゲコ亭”ツアー参加者。

あれ、アナログカメラは何をお持ちでしたっけ、ペンFだったっけ?
ライカのデジカメのお話(うーん、機種名も、話を覚えていない、値が下がらないだけは覚えているよ!)
値が下がらないのはバリオ-ズミクロンの威力か?
天気予報官Y氏は4本を持参披露、
エルマー50ミリF2.8(M)、これはヘリコイドの淵が深く沈胴させたとき絞リングの数字が隠れてしまうデザイン
マイクロニッコール50ミリF3.5の初期型の最後期いわゆるマルCレンズ
梨地クローム、いわゆるサテンクロームのメッキが白っぽい。
おなじマイクロニッコール50ミリF3.5Ⅱ、こちらは中身はディスタゴンに変わっていたりする。
58ミリF1.2のこちらも初期型の最後期タイプ。

KワラさんはオリンパスMシステムの50ミリF1.8に始まり、出は出るは。
ニッコール(S)5cmF1.4、ニッコール2.8cmF3.5、エルマー50ミリF3.5、キャノンレンズ50ミリF1.8、ゾナー50ミリF1.5
どれもこれも凄く綺麗な品物

どうしてぜんぶこんなに美品ばかり?の質問に
”お手手を汚してはいけませんから”と、のお言葉。

最近は、木村伊兵衛氏セット(M3に90ミリ)を、ルミックスGF-1にエルマー50ミリF3.5の組み合わせにより(エルマー50ミリが100ミリF3.5になる)
現代版、木村伊兵衛セットとして撮影を楽しんでおられるそうです
最後に司会のGuGuGammo氏

標準レンズの定義は様々で、目で見た視界に近いと言うことになると、片目で約105°、両目で約115°となり
スーパーワイドへリアー12ミリはちょうど視野と同じ画角になると言う

日曜日は早朝から、資格試験(じつは前回落っこちた)の特別再試験があったものですから、アップが今日になってしまったしだい。あしからず
ところどころ記憶抜け、記憶違いもあると思いますので、気づかれた方補足をおねがいします!
ミモヤン=グレビッチ。