第392回手作りカメラクラブの例会報告・・・白髭。
その後会員が持参した交換カメラや付属品にフィルムや本も並べられて交換会が行われました。各々いろいろな駆け引きがあった上で取引が成立し並べられたすべてが完売してしまいました。来年度も賑やかに開きたいものです。
なおいつもは会員の書いたデータに私の説明を加えて報告しているのですが今回は私が酔っぱらったせいもあってそれができません。ほとんどデータのみの報告となりました。これからもあり得ますので会員は載せてほしいデータをなるべく詳しく書いて頂くようお願いします。
司会は久し振りの参加のH山さんに買って出ていただきました。その軽快な司会でこの日もまた順調に始まりました。今月のテーマはシャッターですがもちろんそれにはこだわらずカメラに関しては何でもありです。
○ミモヤングレビッチさんが持参されたのは●ペンタックスS2 オートタクマー55ミリF2レンズつきです。と言いますのもオートタクマーの黒いレンズを出張先で入手したからです。当初黒は後塗りかと思っていましたので。ペンタックス・オーソリティーのH山さんに見せると「お、これはK用の黒レンズではないか」と看破されました。たしかによく見ると55ミリF1・8とはスペックが違いました。
○Aさんが持参されたのは 1890年頃のシャッター各種です。フランス製・英国製・国産さくらシャッターなどです。
○M-Tさんが持参されたのは Pentaflex Auto-Color 50ミリF1.8 M42マウントのレンズです。4群6枚構成(1971年頃製) 絞り羽根は6枚です。最短撮影距離は0.33mです。
その後放射能レンズの話題で盛り上がりましたがほとんど聞き取れませんでした。
○SR-Kさんはパンフォーカスに興味が湧いたので「写ルンです」カメラの32ミリF10 S=1/140レンズを フジのXマウントに取り付けました。思ったよりよく写ルンで感心しましたとのことです。なおカメラはフジXA-1 です。
○3ちゃんが持参されたのは●フォトンカメラです。カメラの歩みによると1948年シネカメラメーカーのベルハウエル社が始めて作った高級カメラでなんと100万ドルを投資して製造したカメラだそうです。定価700ドルでしたが売れなかったので498ドルに値下げしたがそれでも売れませんでした。
当時のライカⅢCの倍の値段だったからだそうです。レンズはクックアモタール2インチF2。シャッターは1~1/1000 秒でした。
●ラメラ(赤色) 日本のコーワ製です。1959年にトランジスターラジオと16ミリフィルムカメラをくっつけてカメラとラジオで「ラメラ」と名前がついたそうです。レンズはプロミナー23ミリF3・5 で シャッターは1/50~1/200秒。全くの未開封品です。
○秀爺さんが持参されたのは●コダック・シグネット35 44ミリF3.5レンズつきです。このカメラは大好きなカメラでよくフィルムを入れて写しました。レンズはエクターですよ!! カワイイスタイルでお気に入りの一台で永年愛用しています。たいへんよく写ります。カメラ以外に話題が豊富なのが秀爺さんでまた大変面白い話題もあったのですが憶えていません。
○yasuさんの「我が青春のペンタックス」!!! 初めて彼女を撮ったPentax S2スーパーブラック。Pentaxメーター1型どの組合せを思い出す。しかし実際に持参したのはPentax SV+メーターⅡ型でレンズは28ミリF3.5でした。残念ながらシャッターリボンが切れているのでどなたか治してくれる人を募集中とか。
○私こと白髭が持参したのは●キャノンEOS-RT キャノンEF50ミリF1.8Ⅱ レンズです。「RT」は「REAL TIME」の意味です。一眼レフの宿命である稼働ミラーを使用せず固定化した半透明のポリエステル・フィルムのペリクルミラーを使用しています。バタバタ上下するミラーがないのでシャッターのタイムラグが劇的に少なくなりました。また特別なモータードライブなしで秒間5コマという当時としては最高の連写速度を誇りました。
ペリクルミラー(ハーフミラー)はレンズから入ってくる光の約三分の一をファインダーに回しあとの三分の一をフィルム面に回すと言うことです。ですから露出が一絞り分ほど余計に必要ですしまたファインダーも暗くなるというデメリットがあります。
しかしこのカメラはAFですからファインダーの暗さはピント合わせには余り関係しません。またブレが少ないため一段分のシャッターは余裕でカバーできます。
昭和元年(1987年)に発売されたにしては最新の機能でした。初めプロ用に限定発売されたのですがあっと言う間に売り切れてしまいました。余りの人気に追加製造したら沢山作り過ぎて売れ残ったと言う話が残っています。
白髭が現役最後の時代ですから眼が老化してピント合わせが危なくなりました。プロとしての危機でした。当時のAF能力はニコンよりキャノンが優れていましたから自前で購入して仕事に使ったものです。これらのAFカメラの出現で現役時代が15年は延びたと感謝しています。
○新幹線ではるばる名古屋から参加されているRose-Thornさんには今回も珍しいカメラを見せていただきました。●ル・ステレオ・パノラミック・ロルイ ダゴールⅢ80ミリF8.5レンズ。1905年頃のフランス製。60×130ミリ乾板用ステレオとパノラマ兼用機。このカメラをコダックⅢA V122ロールフィルム81×137.5ミリ版の木製ボディと合体→→→120フィルム使用の6×12センチステレオとパノラマ兼用機に改造したもの。●ローライフレックス・コードのシャッター各種。[1・ローライフレックス3・5Fタイプ1用シンクロコンパーはO・Hが難しそう。T1~T5まである3・5F型の中でも特異なシャッター 2・ローライフレックス3・5FT3用シンクロコンパー(T2~T5はほぼ同じ) 3・ローライコードⅣ用シンクロコンパーMX・・・1/15秒がない 4・ローライコードⅤ用シンクロコンパーMXV・・・1/15がある]
○最近四度にわたりこのブログで白黒写真撮影・現像・焼き付け・引き延ばしを報告されている照生さんが示されたのは●暗室作業 ●ウロウロ万歩竹内ーーー湯之峰温泉・・・という書きつけのデータのみです。内容は印画紙をフィルム代わりに使用してプリントを作るというもののようです。そしてウロウロ万歩しながら竹内街道を湯峰温泉まで撮影旅行をしたと言うことのようです。詳しくは聞き取れませんでした。掲載されたブログを参照してください。
○久し振りに参加して軽妙な司会を勤めながら発表していただいたH山さんは●アサヒペンタックスのベローズタクマー100ミリF4 レンズです。ベローズ用のタクマーだが近接以外で活用できないかと考え、M42ヘリコイド・接写リングⅡとの組合せで無限遠から近接用まで使用できるようになったようです。このレンズは絞りF8~11での絞りの形が金平糖みたいにきれいで感激されたそうです。
以上いつもの白髭の独断と偏見に満ちた例会報告でした。皆様の沢山のコメントを待ち望んでいますゾーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!
例会で一杯やるのもいいですね。
楽しい会でした。
昼酒は良く回りますが、たまにはこんな会が良いですねぇ
今のところ予定が入ってないので7月は参加できるかも、かもですが...