ミラーレス改造レンズ vol.7
このカメラは三栄産業(後にキャノンに吸収される)のSAMOCA IIIです。
以前に元箱、説明書、ケースなど一式そろったのを購入していました。
レンズはC.EZUMAR ANASTIGMAT 50mmF3.5です。
さすがにこのカメラはもったいなくてバラせませんが、ちょうどレンズユニットのジャンク(絞り羽根欠落)を会長より頂いていたのが有ったので簡単にピント確認してみると何とかEOSでもいけそうです。
EOSデジタルは手放してしまいましたがこの間レデューサーレンズ付きのEOS→NEX用のアダプターが有るのでこれを使ってみる事にしました。
レンズは直進ヘリコイド付きだったのでEOSのボディキャップを使えば簡単に出来そうでした。
ところが正確にフランジバックを調整してみるとかなりキャップより後方になりピントレバーが使えません。
レバーを曲げるのは嫌なのでボディキャップ使用は諦めました。
以前ジャンクのレンズから外したEOSの純正マウントなら何とかなりそうです。
早々にパーツを切り出して製作する事にしました。
完成しました。
試写したところソフトレンズのようにフレアが盛大に出ます。
どうやら絞り羽根が無いのでベス単のフード外しのようになっているみたいなので、プラ板を丸く切って絞りが入っていた部分に入れました。(大体F4くらい)
NEX C3で撮影したところかなりマシにはなりましたが中心以外はピントが甘いです。
レデューサーレンズの干渉のせいも有るかもしれませんので次回そのままで撮影してみるつもりです。
参考にEOS 650に付けたところです。流石にバランスが悪いです。
余談ですが、これから出るソニーのミラーレスはαシリーズに統一されてNEXという名前はいずれ消滅するそうです。
(製作時の撮影はPENTAX Q7/02 STANDARD ZOOM)
真ん中だけピントが合うレンズとは面白い、しかしEOSに装着するとアンバランスですな
59年前のコンパクトカメラのレンズなのでポテンシャルが低いのかも知れません。
デジカメはフィルムカメラと違いピントにはシビアですから・・・・・
一応レデューサレンズで他のレンズ(一眼レフ用)を試写しても問題ないのでレンズ自体の問題みたいです。