大阪写真会館へ出かける用事が出来たので ついでに文化の匂いを嗅ぎに ニコンサロンとキャノンギャラリーへ行ってきました。大阪市内をチャリンコで駆けめぐることが出来る某氏と違い 生駒の山奥から出かけるのは多額の交通費と貴重な時間がかかるのです。キャノンギャラリーはアサヒカメラ月例写真の優秀作の展示で この雑誌を40年来講読している者としては見たことがあるものでした。そしてニコンサロンは「エマニュエル・リヴァ展をやっていました
古い映画ファンは思い出があるでしょうが 「広島 二十四時間の情事」という 岡田英次が主役のフランス映画がありました。白黒の アラン・レネ監督らしく 難解な映画だったという記憶があります。結構ベッドシーンなんかもあったようでしたが。1958年に広島で殆どがロケで撮影された間に 主役のエマニュエル・リヴァが広島の市内で街並みや子供たち市民たちを撮影したものです。驚いたことに写真もなかなかいいものでしたが 非常にシャープで描写もいいのです。そこで手作りカメラの会としての出番です。どんなカメラで撮影したのでしょうか?
主役の女優が持っているカメラはリコーの二眼レフです。会場に置いてあった新聞記事や写真集には 日本で購入したということです。リコーってこんなにいいレンズだったんでしょうか?
また写真は 画面的にゆがんだりぶれたりぼけたりが全然なく 構図的にも内容的にも素晴らしいものです。ちょっと写真に素人の女優が撮影したものとは思えないくらいです。
またその中に写っている男性と見まちがえる女性が 制作会社から渡されたという マミヤCの二眼レフを持っています。この女性は ボルト という映画のスクリプト(記録係)だそうです。これはプロでしょうね。また アラン・レネがライカを持っている写真もあります。
近くに住んでいる人は見てみる値打ちがあると思いますよ。
私が写真会館に出かけたのは 我々が尊敬申し上げる首領 岡部会長が体調をこわされ 払い忘れていた会館の会場費を納めるために 会計係の私に持って行くように命令されたからです。夏風邪とかおっしゃっていましたが 明日(31日)には大腸の検査に病院へ行かれるようです。お健やかに無事でお帰りになるように 会員一同祈っております。
それにしてもこれをアップするだけでも 私がアップアップしています。自分のブログを毎日更新している人は凄いですね。尊敬申し上げます。
白髭。